恋愛ビルディング【BTS】

#5 【フィットネスHOPE】 ページ10

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夢を見た




昔の、いやな夢





お父さんとお母さんがいなくなって、一人ぼっちになる





どれだけ呼び止めたって帰ってこない





私にはまだ早いと、ビルを







私には多すぎると、お金を







奪い取ろうとする親戚たち






HS「………………！」






ホソクの声が遠くでする………





どこにいるの？





早く近くに来て







早く、来て…………









.









「…………ぁ……」






目が覚めるとそこはホソクのジム






硬いトレーニング用のベッドに寝かされていて、ホソクは硬い椅子に座って私を見つめていた






HS「………大丈夫？」


「うん………」







怖くなってホソクに抱きついた




優しく、抱き締め返してくれる







HS「ここにいるよ」


「うん……………」









.









JK「わっ！！…………え、Aちゃん？」


HS「あ、ジョングクおかえり」








ジョングクが帰ってきて、ホソクは抱きしめてた私の体をグイッと少し強引に剥がした






あーあ………







JK「どうしたんですか？」


「ちょっと体調悪くなっちゃって……寝たから大丈夫！ごめんね？」


HS「俺は全然いいよ」







ホソクは立ち上がって、私に手を差し伸べてくれるけど私はその手を取らずに自分で起き上がった





ちょっとした仕返し







ナムジュンくんには、悪いことしちゃったな






HS「ナムジュンの、断ったの？」


「やっぱりみんな知ってるの？！」


JK「ナムジュンくん、Aちゃんを絶対秘書にするんだーって言い回ってたよ笑」







マジか







ちゃんと断れなかったけど、言わなきゃなぁ







JK「断っちゃうんですか？Aちゃん秘書似合うのに」


「うーん……笑
私は今のままがいいかな〜」


HS「ダメだよ、Aが秘書なんて」






ホソクが真剣な顔でそう言うから、ジョングクが不思議そうな顔してる





ホソクはニッコリ笑って私の方を見ながら








HS「ん〜Aはダメ！」


JK「え〜なんでですか！ホソクくん独り占め？笑」


HS「違うよ〜笑」

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