恋愛ビルディング【BTS】

#15 誰よりも ページ34

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体が重くて、目が覚めた





目を開けると目の前には大好きなユンギの顔





体はピッタリと密着していて、細い体からは考えられないほど強い力で抱きしめられているのが分かる






外は、もう明るかった






「ユン、ギ」


YG「ん〜………」


「ねぇ、ユンギってば！」


YG「あ？…………あぁ〜悪い」







目を覚ましたユンギは私を名残惜しそうに離した






と思ったら、愛おしそうに私を見て顔にかかってる髪の毛をよけてくれる






…………なに、どういうこと？






「私、寝ちゃってた？」


YG「うん」


「運んでくれたの？ありがとう」


YG「いや、いいよ」








会話、終了






どうすんのよこの空気





ユンギは寝ぼけてるのか分かんないけど、私の頭をずっと優しく撫でてくる








YG「A」


「……………なに？」









.









YG「好きだ」




「………………え？」







今、ユンギ好きって言った？






好きって、誰を？私？






YG「Aが好きだ。何よりも、誰よりも」


「え、え、え？なんで？ジユさん、は」


YG「あいつとは別になんもない」


「そう…なの？」


YG「お前が、ホソクのこと好きなのは分かってるつもり。でも言いたくて」


「待って待って待って？！」








私がホソクのこと好きだったの、知ってたの？






って、そうじゃなくて！






YG「ホソクと付き合ったんだろ？昨日の、アレ…」


「違う！」






ユンギは私の話をホソクと付き合えたと報告されるもんだと思ってたらしい






違う、違うのに………





私が好きなのは、ユンギなのに……

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