恋愛ビルディング【BTS】

#12 押してダメならもっと押せ ページ27

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とりあえずユンギくんに聞いてみなきゃ！ってみんなに言われて、私もユンギと話をしないことにはこの気持ちにも名前がつけられない





ってことで、seesawに来た







ジユ「それでこの間さ……」


YG「ジユ上手くいってるって言ってたじゃん」


ジユ「ユンギって私の言ったことよく覚えてるよね笑」






なのに、私は何故か聞きたくもない二人の会話を盗み聞いてる







ユンギは私が来たのを確認したあと、机にホワイトレディを置いてすぐジユさんの方に行ってしまった






私、何も言ってないのに






今日はカシスオレンジの気分だったんだけどな〜







YJ「ヌナまた来てる」


「ヨンジュンくんもまた来てるじゃん」


YJ「僕はここの常連なんで笑」


「じゃあ私もか笑」






ヨンジュンくんが隣に座って話し相手になってくれるけど、私が今日話したいのはユンギだ







あー………こっち来ないかな





YJ「最近ほんとにユンギさん僕に構ってくれないんですよ」


「私もだよ……はぁ…………」


YJ「ヌナはユンギさんが好きなんですね」


「………そう見える？」


YJ「まぁ……僕はヌナがユンギさんと両思いだと思ったから諦めたんですけどね？」







え、ヨンジュンくんも私が好きだったの？






私、すごいモテるじゃん






YJ「でも、ユンギさんがあんな感じなら僕が今狙ってもいいですよね？」






そう言って机の上にあった私の手を上からふんわり握った






その瞬間






YG「おい、Aに触るなヨンジュン」


YJ「えぇ？……だってユンギさんがヌナをほっとくから」







ユンギがこっちに来て、ヨンジュンくんの手を取り上げた






YG「セクハラで出禁にするぞ」


YJ「そしたらChimmy'sCoffeeの常連になります」



「ユンギ……あのね、今日は」

ジユ「ちょっとユンギ〜？注文したいんだけど」





話をしに来たの






そんな私の言葉はジユさんに遮られてしまった






悔しくて、唇を噛む






YG「はい……Aなんか言ったか？」






カウンターから私を覗き込んで優しく聞いてくれる





「……ううん、なんでもない。早く行って？」


YG「……あっそ」






…行っちゃった






YJ「ヌナ、ほんとに僕にしませんか？




辛そうなヌナは見てられない」


「…………………」







何も言わずにただ唇を噛み締めてるだけの私をヨンジュンくんは心配そうに見つめた







HS「Aらしくないね」






…………ホソク？

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