恋愛ビルディング【BTS】

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HS「いやさ、なんとなく気になって」


「しないよ………私はこのビルと、みんながいてくれればそれで」






嘘、本当はホソクが好き





好きなはずなのに、頭の中の考えを占めるのはユンギのことばかり






HS「……ユンギくんとは？」







でもまさかホソクからユンギの名前が出るとは思わなくて、返答に困った








「……っなんでここでユンギが出てくんのよ〜！」







冗談っぽく笑ってホソクの腕を叩いてかわしたはずだったのに、ホソクの顔は真剣で







HS「Aがユンギくんのこと好きなら……俺は応援するよ」







なんてこと言うから






私の中で何かが弾けた






「ホソクのバカ！！！！」


HS「は？！なんで………」


「もう知らない！！出てって！！」






ホソクを無理やり立たせて体を押す





私より大きいホソクの体を押すのは至難の業だったけど






HS「ちょ…なんで怒るの？俺はただ……」


「好意でやっただけだって？！そんなの要らない！」







だって、だって………！






なんでこんなに腹が立つの？もう嫌だ







HS「俺、Aが分かんないよ」






何それ、私だってホソクが分かんない






それに、自分の気持ちだって分かんない







私はホソクが好きなの？







それとも、ユンギなの？






「私、私は…………ホソクが好きなのに」


HS「…っ………Aが俺のこと好きなのはきっと………俺がAが辛い時にそばに居たからだ」


「違う！！なんでそうやって私の気持ちを否定するの？！」


HS「Aっ！！！」






急に大きい声をだして私の肩を掴んだ






HS「頼む、素直になってくれよ………今Aの頭の中にいるのは誰だ？俺か？






違うだろ……………」







なんで、なんでホソクがフったのにホソクが悲しそうな顔をするの？








HS「よく考えろ、A自身が誰を好きなのか」






そう言って私の肩を離したホソクは乱暴に扉を閉めて出ていった








「意味、わかんない…………どうしたらいいの」

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