#20 記憶の欠片 ※ ページ26
ユンギside
YG「やっばい、寝坊した」
昼からのバイトなのに2度寝が3度寝になり、もう出発の時間
適当に服を着て、なんか右の後ろの方髪の毛はねてる気がするけどもういい。直してる時間なんてない
YG「あークソっ……確かこの辺に…」
やっぱり気になる。帽子……ここら辺にあったはず
ドタバタと走り回ってたら、いつもは気をつけてるはずのなぜかでっぱった角に小指をぶつけた
死ぬほど痛い。無理だ、今日はバイト行けない。休む
………もともと行きたくないし、だって行ったらA来るだろ
なんか会いづらい…ほんと、たまたまだけどジミンとデートしてる所を目撃したからなのか
俺のことは遊びだったんだなぁなんてずーっと考えてる
まだジンジンと痛む右の小指を両手で抑えながらしゃがみこんでると
YG「…………ん…？なんだ、これ……」
タンスに微妙に隠れる位置の壁に赤いシミのようなもの
気づかなかった…これなに？
なんとなく、見てはいけないもののような気がして
でもそれに手を伸ばす
YG「…………うっ…………」
とんでもない頭痛と吐き気
触れた瞬間走馬灯のように流れる忘れ去られていた……いや、覚えていたんだ
覚えていたけど頭の隅に追いやっていた記憶
俺が、ここで男を動かなくなるまで殴っている場面
女を………………
Aを大丈夫だと抱きしめている場面
……………Aに渡したのは……指輪？
そして2人で入れた「Y」のタトゥー
俺は右手の甲に
Aは右足の甲に
『私の名字の�爛茱鶚瓩肇罐鵐�の Y
これで一生一緒だね』
そう言って笑った…………
YG「俺は…………Aの彼氏、だった」
愛してた。死ぬほど。
なんで忘れてたんだ？Aは覚えてた？
あの男………Aの叔父だ
アイツがAをいじめるから、それに腹が立って、それで…………
YG「ころした、俺は…………人を、ころした」
それから、指輪を渡した
血だらけの手で、Aの左手の薬指にそれをはめて
キスをしたんだ。覚えてる
『結婚しよう』って……言ったと思う
その後の記憶は、ない
気づけば今の生活だった。コンビニでバイトをして、いつからかAが来るようになって
YG「……バイト、行かなきゃ」
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ピノ(プロフ) - mgnさん» 私もめちゃヘアバンド鍵拾いホソク気に入ってるありがとう〜！！ (2020年12月14日 8時) (
レス) id: 46a7624b39 (このIDを非表示/違反報告)
mgn(プロフ) - Life Goes On〜！！！お疲れ様でした！！ダークな世界観にやられましたー！ヘアバンドホソク…(引きずっている)新作も楽しみにしております！！！ (2020年12月13日 21時) (レス) id: 89263bc9ad (このIDを非表示/違反報告)
ピノ(プロフ) - srさん» srちゃんほんと久しぶりだ〜！ありがとう〜！！！ (2020年12月12日 19時) (レス) id: 46a7624b39 (このIDを非表示/違反報告)
sr - 面白いです！オンニ本当に最高な話ありがとうございます(^o^) 続き楽しみです。 (2020年12月5日 8時) (レス) id: 53a26bd6a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ
| 作成日時：2020年11月21日 22時
