#14 些細な ページ18
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コツ
コツ
ザッ
ザッ
あのなんとも居心地の悪い空間を抜け出して、2人で歩く
行き先は、俺の家
「ねぇ〜まだつかないの〜？」
俺の少し後ろを歩きながらバッグを振り回して歩いてるA
酔っ払ってるのか、俺のあの合コンのような口説き文句に着いてきた
大丈夫かよって思ったけどあのホソクとかいう男と2人っきりよりはマシ…だよな？
「あ、コンビニ寄る？お酒買い足しちゃう？」
急に俺の1歩前に飛び出して覗き込みながらニコニコ笑ってるAを見て、やっぱり可愛いよななんて改めて思ったりして
YG「おん、買ってくか」
「やった〜、行こ！」
俺の手を取ってどんどん前に進んでいく
そうやってお前は誰とでも手繋いだりすんのかな
なんて、付き合ってもねぇのに嫉妬して右手に少し力を込めた
.
「おじゃましま〜す♪」
脱いだ赤いヒールを揃えてから俺の部屋に足を踏み入れる
そんな些細なことでも、ヒョナは脱ぎ散らかしてたななんて思い出してAに惹かれていく
脱いだジャケットのシワを伸ばして、ハンガーにかける
その一連の動作がなんかスムーズで違和感を覚えた
なんだ…？
「ユンギも上着脱ぎなよ！」
YG「あぁ……」
俺が上着を脱ぐとAがその上着をひったくってハンガーにかけ、当たり前のように定位置にかけた
………なんで知ってるんだ？
ズキッ
俺はまたなにか忘れてるのか？
頭が痛い…
「上着、ここで良かった？」
YG「うん、ありがと………
こっち来て、座って」
ソファに座った俺は、横をトントンと優しく叩いてAを座らせた
目の前のテーブルの上には投げつけられた時に電池が飛び出して蓋が行方不明になったテレビのリモコンやらレシートやらが散乱していて、ちょっと片付ければ良かったと後悔した
隣に座ったAはコンビニで買ったお菓子やらお酒やらを物色してる
YG「なぁ…なんで着いてきたの」
別にこんなこと聞く予定はなかった
ただ、俺の方を見て欲しくてそんなことを言っただけ
「なんでって…ユンギが呼んだんじゃん」
YG「そうやって、ホイホイ着いてくのか？」
「…そんな軽い女に見えるってことよね？」
俺は、否定もせずにAが持っていた飲みかけの缶チューハイをひったくった
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ピノ(プロフ) - mgnさん» 私もめちゃヘアバンド鍵拾いホソク気に入ってるありがとう〜！！ (2020年12月14日 8時) (
レス) id: 46a7624b39 (このIDを非表示/違反報告)
mgn(プロフ) - Life Goes On〜！！！お疲れ様でした！！ダークな世界観にやられましたー！ヘアバンドホソク…(引きずっている)新作も楽しみにしております！！！ (2020年12月13日 21時) (レス) id: 89263bc9ad (このIDを非表示/違反報告)
ピノ(プロフ) - srさん» srちゃんほんと久しぶりだ〜！ありがとう〜！！！ (2020年12月12日 19時) (レス) id: 46a7624b39 (このIDを非表示/違反報告)
sr - 面白いです！オンニ本当に最高な話ありがとうございます(^o^) 続き楽しみです。 (2020年12月5日 8時) (レス) id: 53a26bd6a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ
| 作成日時：2020年11月21日 22時
