今日こそお前甘やかす～雨宮雅貴～ (ページ48)

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語り継がれる物語ページ48

「こら！海斗！！そっちいっちゃめ！！だよ！！」

「ただいまー。」

「雅貴！！海斗を止めて！」

「え！あ。海斗～！！」

あれからあたし達には子供が生まれました。

ナオミは今度結婚するそうです。

ちゃんとあたしたちも呼んでもらわないとね。

広斗は彼女ができたみたい。

毎日喧嘩してるんだって。

まるであたしたちみたいだな。

雅貴は仕事を続けてる。

危ないからやめて欲しいな。

でもしょうがないもんね。

あたしが支えてあげないと。

この日記に書くのも今日が最後。

また気が向いたら日記書くことにするよ。

じゃあその日までばいばい。

「……父さん。母さんの言う事聞いとけばよかったのに。あんな仕事するから死んじゃうんだよ。

母さん、俺じいちゃんになったんだぜ？

あっちで父さんと会えたかい？」

「海斗おじいちゃんー！その日記。おばあちゃんのなんでしょ？」

「んー？ひいおばあちゃんのだよ！」

「ひぃおばあちゃん？」

「そう！『雅貴』『輝蘭』お前達のおばあちゃんとおじいちゃんすごかったんだぜ。」

「へぇー！じゃあこの日記読んで読んで！！」

「あたしもききたーい！」

「しょうがないなー。日記のお話をしてやるよ。」

FIN