別れ41 ページ41
怒ってる、そう思っていたが何週間も音信不通だった怒りは、私の想像の息を超えていた。
修也取り敢えず電話していいか?準備ができ次第そっちからかけろ。
『電話しろだって....。』
「そりゃぁ、そうなるに決まってんだろ。」
「まず、どこまで話すか決めましょう。その、不動さんの事は...。」
『話さないに一票。電話だけじゃ伝わらないと思う。』
プルプルプルプル。
【おい、A。いったいどういうつもりだ。テーブルの上に分かれてください、そう書置きだけで俺が納得するような男だと思ったか。】
【思ってません!!】
【とりあえず、何があったのか話してほしい。ゆっくりでいい。焦らなくていいから。】
【何があったかって...。どこから話せばいいか分からないわ!!】
【落ち着けって...。じゃあこれだけは確認させてくれ。俺の事は好きか？】
【好きに決まってるじゃない!!】
あ、やらかした。色々。電話ということもあり、テンパってしまう。
横目で不動を見ると、コたまっている。そりゃ固まるわ。
【そうか、それなら。まぁ、いい。二日後だ、覚悟してろよ。】
そう言われ電話は切れてしまう。二日後？え、二日後って...日本対イタリアの今回のパーティー最後の試合じゃん。
まさか来るの？？
「好きに決まってるじゃないってなんですか？」
『えーと、その。修也に俺のこと好きか？って言われて...。その...勢いで。」
「Aさんってホント罪づくりですよね。嫌になっちゃいますよ。」
『こっちは毎日どこを歩いても修羅場過ぎて困ってるのよ。』
でも、修也の事は好きなのだ。大好き。今だって、会えるなら今すぐ会って抱きしめて欲しい。
でも、そんなのは許されてはいない。私はどちらか決めない限り、それは許されない。
『こっちとしては心が揺れすぎておかしくなりそうなんだけど。』
「俺からしたら今の言葉、泣きたくなるんだけどな。脈があんのか、ねぇのか分かんねぇよ。」
随分と時間が経ってしまったため、、ホテルへ帰る。虎丸は明日からイナズマジャパンに正式に参加するらしい。
明日はイシドシシュウジ最後の仕事。きっと今頃忙しくしているだろう。力になれない不甲斐なさ。むしろ、邪魔かも。
『ねぇ、泣いてもいい?』
「ったくよぉ、いいぜ。こっちこいって。抱きしめてやる。」
不動の胸元に顔を押し付けて、ベッドに倒れこむ。
『っ、私..。どうしたらい..いか、わかっらないの。』
「はいはい、ほら、思い切り泣け。」
甘えて、ごめんなさい。
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ゆい(プロフ) - こよいさん» ありがとうございます!!!良ければ後編もよろしくお願いします! (2018年11月24日 22時) (
レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
こよい - この小説、大好きです (2018年11月24日 20時) (レス) id: e62f20c155 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - チョコバナナさん» ありがとうございます！！よろしかったら続編も楽しんで行ってください！！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
チョコバナナ - 修也くん大好きなので嬉しいですぅぅぅぅ！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ワンダーランド☆さん» ありがとうございます〜!!!中3なので両立が難しいものの、毎回楽しくか書かせていただいてます。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月28日 2時
