別れ37 ページ37
『もうそろそろおろして!!恥ずかしい!!公衆の目前!!』
「安心しろ、ここでお前らがどれだけイチャついてももう誰も文句は言わないぞ。」
鬼道くん、そこは止めてほしかったな。
私の記憶の中で、このとき以上に……不動と距離が近くなった事は無い。
私にとっては修也と仲直りできた事のほうが重要で、不動とのことは断片的にしか残っていなかった。
でも、不動にとっては、ものすごく心に残る日だってのだろう。
「俺、やっぱりAチャンが好きだわ。何年も会わないうちに忘れる、そう思ってた。だけど、やっぱ無理。お前しか見えねぇ。」
あの日のように、後ろから抱きついてくる。
もう、私も子供でないのだ。不動にも最終的な判断をくださなければならない。
『あと……1週間だけ…待って?』
「あぁ。よく考えればいい。さて、遊ぼうぜ。せっかくだし。」
『切り替え早すぎ〜、ま、遊ぼっか！！』
ガチの着衣泳をしたいところだが、足が本調子でないだめプカプカ浮いてる状態。不動は優しく海の奥の方へエスコートしてくれる。
太陽が半分、海に潜っていく。昔は河川敷でこの太陽を沈むのを見てた。
今、私の隣にいる人は昔とは違う。でも、別に私が不動を好きになってもいいのだろう。
分かんないけど、不動をしっかり見て……よく考えたい。
フィディオからのお誘いの話もあるし、私は少しづつ前に進めているのかな。
タオルで拭きつつ着替える。丁寧に上下の下着を合わせてくるとことか、不動もなかなかだね、なんて。
ハンバーガーを片手にホテルまで歩く。
「明日の朝飯、買ってくか?」
『そうだね、スーパーよってこ。何がいい？朝はお米がいい？』
傍から見れば新婚夫婦に見えるだろうな。そう思えてしますのは、この会話を日本でもしていたから。
「トマトは入れるなよ。」
『まだ嫌いなの！？』
「うるせぇな、不味いんだよ。Aチャンだって嫌いなモンくらい…」
私は手足が動かなかった。だって…………目の前に……
虎丸がいるから…………。
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塾から帰ってきたらいきなり順位が更新されましたって……何があったんですの！？！？
ありがとうございます…。続編行かないって言ってたけど絶対終わらないのでもうそろそろ続編ですね…………。感謝でいっぱいです。
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ゆい(プロフ) - こよいさん» ありがとうございます!!!良ければ後編もよろしくお願いします! (2018年11月24日 22時) (
レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
こよい - この小説、大好きです (2018年11月24日 20時) (レス) id: e62f20c155 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - チョコバナナさん» ありがとうございます！！よろしかったら続編も楽しんで行ってください！！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
チョコバナナ - 修也くん大好きなので嬉しいですぅぅぅぅ！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ワンダーランド☆さん» ありがとうございます〜!!!中3なので両立が難しいものの、毎回楽しくか書かせていただいてます。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月28日 2時
