出会い30 ページ30
「あれ?僕、なんか凄い事してる？」
「吹雪くん、ここから逃げた方がいいよ。今すぐ遠いところに。」
「ヒロトさんに賛成っす。豪炎寺さんが今すぐ...」
まぁ、綱海とかはポケーって顔してたけど、もう大騒ぎだった。
修也はそこから３日ほど笑わなかった。ずっと眉間にシワを寄せていたこと。
今考えると相当怒ってたんだね。自分の彼女のあれこれ触られるなんてさ。でも、ちょっと嬉しかった。修也はあんまりベタベタする方じゃないから。
私の事好きなのかなーって。
不動が昔を思い出すのは酔ってる証拠だ。私は怪我人であるから、こいつの面倒まで見きれない。
『ヒヤッとさせてごめんねー、はいお水飲んで?』
思ったより素直に従ってくれた。がコップを返してくれたと思うと手を捕まれる。
『手を離してくれるかなぁ？』
「Aチャン、まだ付けてる。」
そういってスルッと私の指を撫でる。よくわからない感覚に思わず声を出してしまう。
『んぅ...あっ。』
羞恥心で赤くなるが、両手を捕まれているので顔を隠せない。
「別れてきたんじゃねぇのかよ。」
『ゆ、指輪を戻すの...忘れてたの。』
「事実上は別れたんだよなぁ、Aチャンよぉ。」
じわじわとベッドまで追い詰められる。失態だ。玄関までで良いって言えばよかった。
これではデジャブだ。また同じことを繰り返しそうで。私は酔ってないがこいつは相当飲んでいた。危険だ。
『と、とりあえず手を離して？で、ベッドから降りよう。』
「ここまで来て止める訳ねぇっつうの。アイツと別れたんだろ？じゃあ俺がAチャンと...」
『......早くいってよ。』
「言ったら...きっとAチャンは俺と話してくれなくなる。」
意味がわからない、そう伝えようと口を開く。だが、不動が口の隙間から舌を入れてくる。こいつのキスは嫌いじゃない。修也と違って激しくて、思わずしがみつきたくなる。
『ん...んぁ、ふ、不動。お酒の味する。』
「息上がるの早い。」
『女と..男を一緒に...するなっての。』
だがまだまだ、とでも言うように第２ラウンド。
待って?さっき私。不動と修也を比べてた？まさかのキスの上手さを。しかも不動のことを今、受け止めている。
私、なにやってるの？
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ゆい(プロフ) - こよいさん» ありがとうございます!!!良ければ後編もよろしくお願いします! (2018年11月24日 22時) (
レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
こよい - この小説、大好きです (2018年11月24日 20時) (レス) id: e62f20c155 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - チョコバナナさん» ありがとうございます！！よろしかったら続編も楽しんで行ってください！！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
チョコバナナ - 修也くん大好きなので嬉しいですぅぅぅぅ！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ワンダーランド☆さん» ありがとうございます〜!!!中3なので両立が難しいものの、毎回楽しくか書かせていただいてます。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月28日 2時
