別れ25 ページ25
『頭痛い...。ん...ここどこ??』
イタリアの...自分のホテル。朝だ。昼かも。よし、服も着てる。
もう服を確認するレベルまでなってしまった。末期だ、完全に。
ん??待って。私ここまでどう帰ってきた？ビンゴして、スピーチして。また飲まされて。
で、フィディオがまたまた助けてくれて....。で、?次がもう思い出せない。
電話するか。隣においてあった鞄から、スマホを取り出す。
プルプルプルプル
プルプルプルプル。
え、こだまして返ってきている。
「A??起きたの？」
『え、フィディオ。なんでここにいるの？』
「あ、Aは飲んだら忘れるタイプなんだね。」
『そうでもないけどなぁ...で、なんでここに？』
これはアイツと同じパターン？？
「Aが凄く酔っちゃってさ、だから玲奈さんに頼もうとしたんだけど...。」
『だけど？』
「南雲くんやアフロディーさんが連れてっちゃった。彼女も相当酔ってたらしくね。」
『フィディオォ?ねぇねぇ。チューして??』
「A!あられもないこといっちゃダメだよ。さ、お水飲んで。椅子に座って。」
『チューして！私寂しいのぉ。』
「これは...風丸くん。どうしたらいいかい？」
「おい不動。この前の同窓会、お前が送っていっただろ。」
「風丸クン、その話今日からタブーな。」
「返事になってねぇよ。」
「とりあえずキスしてやるか。」
『不動はヤッ!!嫌い!!変態!!』
「で、仕方なくスマホさわらせてもらって、ホテル調べて。ここまで来たの。で、眠たくて僕も寝ちゃった。ごめんね。」
どうやらソファーで寝たらしい。不動とは大違いだ。
『ごめんね。私お酒癖悪くて...。その、ホントにキスした??』
「Aが酔ってるんだから、手は出さないよ。」
『そっか。ありがとう。』
やっぱり不動とは大違いだ！
「イタリアはシード権持ってないから10時から試合なんだけど。Aはどうする？」
『ついていってもいいかな?』
「勿論さ、ようこそオルフェウスへ。」
しかし素晴らしいほど醜態を晒してしまった。チューしてって...やはり末期である。
寂しかった。そう一言にまとめることも可能だと思う。が、もしかしたら修也にチューしてほしかったのか。
止めよう、デジャブだ。
『オルフェウス......あんまりメンツ変わってないね。ジャンルカやマルコも。』
そんな独り言をこぼす。日本と似てるなぁ、なーんて。
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ゆい(プロフ) - こよいさん» ありがとうございます!!!良ければ後編もよろしくお願いします! (2018年11月24日 22時) (
レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
こよい - この小説、大好きです (2018年11月24日 20時) (レス) id: e62f20c155 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - チョコバナナさん» ありがとうございます！！よろしかったら続編も楽しんで行ってください！！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
チョコバナナ - 修也くん大好きなので嬉しいですぅぅぅぅ！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ワンダーランド☆さん» ありがとうございます〜!!!中3なので両立が難しいものの、毎回楽しくか書かせていただいてます。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月28日 2時
