別れ18 ページ18
観光に行かないか？八神玲奈観光しないか?
Aいいよ、あと五分後にロビーで。
「どこか行きたいとこあるか？」
『玲奈が行きたいとこあったから誘ったんじゃないの？？』
「いや、なんだか知らない街に一人でいるとさびしくてな。あと、英語は苦手だし。イタリア語なんてしゃべれない。」
『私もイタリア語は無理だよ。』
ぶらぶらーっとイタリアの街を回る。中学生だったとき、ライオコット島にてイタリアっぽいのは行ったことがあった。だが、がちのイタリアはやはり...
『イタリア語がしゃべれないって不便だね。イタリアじゃ英語は使われないから。』
「なぜ開催地をアメリカにしなかったんだ。ふざけてる。」
『仕方ないって。ワールドカップ優勝国に集まるんだから。』
イタリア、フィデオ・アルデナ率いるオルフェウスは、今年優勝した国だ。久しぶりにフィデオくんに会えるとなると嬉しい。
『この服、玲奈に似合うよ。』
そういって渡したのは灰色と青のワンピース。
『まさかだけどさ、明日スーツで出ようとしてたでしょ。』
「ああ、普通にスーツだぞ。」
『明日このワンピースきてね。あ、ちなみにこれは私からのプレゼントってことで。』
むりやり買って無理やり渡した。
ふと思ったのだ。
玲奈みたいな可愛い女性こそおしゃれをするべきだ。
玲奈は背が高くて、そのわりにいい感じに胸もある。さらさらの青い髪から覗く白い髪。カッコいいお姉さん、スーツなんて似合うに決まってる。
でも、ワンピースが似合わない女性なんていないのだ。
「じゃあ、Aにはこれとかどうだろう。赤がよく似合うぞ。」
『残念ながらもうパーティー用のドレスは準備しちゃったよ。』
「いや、これは普段着でいいだろう。」
赤なんて...彼を思い出してしまう。
折角なのでお互いに服を送りあった。
「夜ご飯どうする。」
気づけばもう8時。早いもので。
『イタリア料理か、それとも日本町いく?』
「今日は和食が食べたい。」
『じゃあ歩いて行きますか。』
「やっぱり味噌汁はいいな。」
『日本が恋しいね。』
たわいものない話をするのが一番楽しい。
「フィフスも大変だな。いや、てっきり悪い集団としか思っていなくてな。」
『仕方ないって。でも選手が安全にプレー出来ているかとか、そういうのを調べるのが本来なんだけどね。』
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ゆい(プロフ) - こよいさん» ありがとうございます!!!良ければ後編もよろしくお願いします! (2018年11月24日 22時) (
レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
こよい - この小説、大好きです (2018年11月24日 20時) (レス) id: e62f20c155 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - チョコバナナさん» ありがとうございます！！よろしかったら続編も楽しんで行ってください！！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
チョコバナナ - 修也くん大好きなので嬉しいですぅぅぅぅ！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ワンダーランド☆さん» ありがとうございます〜!!!中3なので両立が難しいものの、毎回楽しくか書かせていただいてます。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 8b717c3bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月28日 2時
