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爪が食い込むほど、ギュッと握りしめた拳から溢れた言葉。
大好きな彼の口から他の女の話なんて、死んでも聞きたくなかった。
きっと、今の私には耐えきれるものじゃないから。
「A、思い出してくれ。あの日、俺の隣に並んでた女のこと。」
『鮮明に覚えているわ。茶髪で背丈は私と同じくらい。横顔しか見えなかったけど、ちょっとおばさんっていうか、6.7歳は年上。髪型はセミロングで、前で分けてた。』
「えっ、そんだけ見ておいてまだ気付かねぇのかよ...。」
『気付かねぇってなにによ。そういう回りくどいの止めて。どっちにしろ買い物袋持って、仲良さげに歩いてたんだから。そっちの不倫女は家事が良くできる人なのかしらね、私と違って。』
「だぁぁぁーー、もう!!なんで実の姉さんの買い物に連行されただけで、不倫なんだよ!!」
真っ赤になった顔で、我慢出来なくなったように叫ぶヒロト。
しかし、当の私は実の姉、瞳子さんの名前なんぞ出されても信じれるわけがない、と呆れてしまった。
『追い詰められたら、不倫女のこと瞳子さんって言うのね。呆れたわ。瞳子さんは黒髪よ。』
「はい、これ証拠写真でぇす。ザマあ。」
同じ服装、髪型の瞳子さんがスマホに映る。
一本取られた、とでも言うべきか。
『なぜ.......。だったらなんでもっと早く弁解しないのよ!』
「Aが俺の為にプンスカ怒ってるとこが見たかったから。」
『こっちは毎日嫉妬して、やきもち妬いて、プンスカしてるわ!!もう知らない!!』
こうなったらし返してやろう、そう思い荷物を持って家を出てやった。
やり過ぎた、そういってヒロトが追いかけてきたのは別の話。
瞳子さんに後日謝られて、笑われたのもまた、別の話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チア部から転部してバレー部に入部して、壮大な高校生活も２ヶ月が過ぎました。
ハイキュー!!に沼移動してたとか、そんなんじゃないです。そんなんじゃないです。
計:3563文字
彼の本当にカッコいい所。【豪炎寺修也】→←あそびぐせ。【吉良ヒロト】
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ぴっぴ - めっちゃキュンしました！リクエストOKですか??もし良かったら“野坂悠馬”で“両想い”、“新婚”と“吉良ヒロト”で“新婚”をお願いします!!沢山わがまま言って申し訳ないです。。。 (2019年12月22日 21時) (
レス) id: 984ff0d76f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - お話むっちゃ好きです……！更新頑張ってください！応援しています(=´∀｀)人(´∀｀=) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 9c5aecfe1c (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.)(プロフ) - おほww(いや笑い方) もう満足です…！！リクエストに応えてくれてありがとうございました！！ (2019年11月27日 21時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
みどりんご(プロフ) - 聖帝のときの豪炎寺お願いします。それだったらなんでも良いので。本当に、よろしくお願いいたします。(豪炎寺不足) (2019年6月11日 1時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
春香(プロフ) - 青い髪の人全員が全員好きなのでお願いします笑笑 (2019年6月5日 0時) (レス) id: e3415b0b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2019年3月29日 20時
