甘い羞恥心。【不動明王】 ページ15
『クレープ食べたーい。』
「はいはい。」
高校生の放課後デート。週1で月曜日、オフの日にデートするというのが私たちの週課となっている。
帝国高校に進学してもサッカー部に入部。私もついでにマネージャー。彼を一番に応援できるポジションがなんとも心地よい。
『明王、口開けて?』
「あー。.....俺がバナナ好きだって分かってるのにイチゴのとこ食わすんじゃねえよ。もう一口。」
『ちょ、私のバナナー!』
ようやく１つにくくれるようになった髪を手でまとめて、私のストロベリーチョコバナナにかぶりつかれる。
唇についた生クリームを舌で綺麗に巻き取る姿は、なんと言うか。ヤラシイを通り越して...思わず見とれてしまう。
「Aチャン、そんなに俺にキスされてえのか。」
『あっ、いや。えーと、そういうわけではなくて...ってここ公衆の前面!!キスなんて家でやりなさい!!』
「おっ、なら家ならどんなけキスしてもいいんだな。よし、帰るぞ。」
『はぁ?許可はしてないんですけどぉ??待ってよ、まだ食べてる!!』
結局歩きながら食べることになり、片手で器用に手で包みながら食べる。もう片手はがっちりと捕まれている。
『そんなに私とキスしたいの?』
「はぁ?あったり前だろ。お前は?」
ここで素直にしたいって言ったら調子乗るんだろう。でもここでしたくないって言ったらガチで凹むのだろう。
拗ねた彼は鬼道の手にも負えないほど面倒なので、ここは素直に返事するしかないだろうか。
『し、し....したくなくはない....。』
「なら異論はねえな、家に帰ったら沢山お見舞いしてやるよ。」
調子乗ってるなぁ、なんて思いつつ、そんなに私とキスしたいのかなんて、優越感に浸る。ダメだ、完全に私まで乗り気だ。ペースを持ってかれた。
ドアを閉めて、鍵をかける。私の家は両親共働きだから、毎日夜遅くまで帰ってこない。だから、気軽に彼を家に招ける。
『あ、最後の一口バナナ入ってるからあげるね。ちょっと飲み物持ってくる、麦茶でいいよね?』
「あぁ。」
部屋を色々覗かれる、触られるのも恥ずかしいので、急いで汲んで自室に戻る。だが、彼の探求心には負けてしまった。
手には黒い袋、フワッと膨らんでいる辺り衣類。.....思い出した。..アレだ、アレ。
『ね、ねぇ。な、何でそれ持ってるのよ...』
「俺のAチャンがどんなデート服持ってるか調べようとしたら、一番上の棚開けたら下着スペースで、怪しい袋があったから引っ張り出しました。すいません。」
羞恥心で顔を押さえ、座り込んだ。
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ぴっぴ - めっちゃキュンしました！リクエストOKですか??もし良かったら“野坂悠馬”で“両想い”、“新婚”と“吉良ヒロト”で“新婚”をお願いします!!沢山わがまま言って申し訳ないです。。。 (2019年12月22日 21時) (
レス) id: 984ff0d76f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - お話むっちゃ好きです……！更新頑張ってください！応援しています(=´∀｀)人(´∀｀=) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 9c5aecfe1c (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.)(プロフ) - おほww(いや笑い方) もう満足です…！！リクエストに応えてくれてありがとうございました！！ (2019年11月27日 21時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
みどりんご(プロフ) - 聖帝のときの豪炎寺お願いします。それだったらなんでも良いので。本当に、よろしくお願いいたします。(豪炎寺不足) (2019年6月11日 1時) (レス) id: fad212b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
春香(プロフ) - 青い髪の人全員が全員好きなのでお願いします笑笑 (2019年6月5日 0時) (レス) id: e3415b0b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいどん | 作者ホームページ：
作成日時：2019年3月29日 20時
