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2.殺人事件 ページ4

今日は雑誌の撮影の日。



私が表紙で、中にも独占インタビューが載るみたい。



「よろしくお願いしまーす!」



と遠くにいるスタッフさんにも聞こえるように挨拶をすれば、たくさんの声が帰ってきた。



気合を入れるためにギュッと目を瞑り、そして直ぐに開いてグリーンバックの前に立つ。



今日はガッツリ撮影スタジオでの撮影だ。



時々セット作ったり、室内のセットを借りたりする時もあるんだけど、そういう時ははしゃいでしまう。



いつもと違う雰囲気だと、楽しいからね。



「よし、じゃあAちゃん肩慣らし程度に撮ってみようか」



「はーい!」



今日の衣装は全身に花を纏ったようなワンピース。



白いノースリーブワンピースをベースに、ピンク、水色、紫、黄色、様々な色の花をあしらえている。



ふわりと裾が浮くように一回転してみれば、何度もシャッター音が聞こえた。



サイドに流した三つ編みもいい感じに揺れている。



「いいねぇ、じゃあ次座った写真撮ろうか!」



「はいっ」



横向きに体育座りをして、首だけカメラの方へ向けて笑う。



わっ、と周りが沸いたのを感じる。



うん、いい感じだ。



何枚も写真を撮り、衣装チェンジ。



三つ編みを解けば緩くウェーブがかかった髪に早変わり。



衣装はさっきと違いシックな黒と赤でまとめられている。



女王様が使うような椅子に座り、足を組んでカメラに視線を送れば再びシャッター音が響き渡った。



20分ほど撮影を続けると、カメラマンさんが休憩を挟もう、と提案する。



私も例外ではなく控え室に戻ってソファにぐでっと座り込んだ。



「お茶飲む?」



「んー…飲むぅ…」



未華子ちゃんが控え室を出て行く。



通路の方から話し声が聞こえるから、他のスタッフさんたちと自販機の方に行ったんだろう。



大きいライブが終わってすぐだから、少し体力が消耗されていて疲れている。



「今日はこれで終わり…これを乗り越えたら休める…!」



うんと伸びをして背もたれにもたれかかると、キャーー!!という耳をつんざくような女の人の叫び声が聞こえてきた。



「なっ、なに…!?」



控え室を出てスタジオに向かう。



後ろからは未華子ちゃんとスタッフさんも来ていた。



「どうかしたんですか…?」



近くに立っていたスタッフさんにそう聞けば、震えながら目の前を指さす。



あれって…ライト…?

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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天音(プロフ) - すごく面白くて、読んでてドキドキしました!ゆっくりでもいいので、更新待ってます! (2022年7月17日 19時) (レス) @page17 id: 36647ec52c (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 頑張ってください!! (2022年7月17日 13時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 面白いです、応援しています!!更新待ってます (2022年7月17日 13時) (レス) @page17 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます! (2022年4月29日 19時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いです!ゆっくりでいいので更新頑張ってください (2022年4月23日 19時) (レス) @page19 id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結衣 | 作者ホームページ:   
作成日時:2022年4月16日 23時

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