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「あ、安室さんっ？」
安室さんが落とした資料を拾い、それを渡す梓さん。
あぁ…すみません…なんて焦ったように笑う安室さんに首を傾げる。
「Aお姉さん！その人といつ会った？どんな人？」
「コナンくん…案外ませてるんだね」
「え？あ、あははー…僕気になるなぁ」
「その子は私が5歳のころに何度か会ったっきりなの。私はアイドルに、彼は警察になる、って約束したのが最後」
今でも思い出すれーくんの顔。
眉をキリッと釣り上げて、絶対に警察官になるんだという意思が幼いながらに感じられた。
「なれたかなぁ…」
誰にも聞こえないように呟いたつもりが、隣に座るコナンくんには聞こえてしまっていたようで。
「……叶えてると、思うよ」
「え？」
「きっとその人、警察官になれてると思う！」
自信満々に言うコナンくんに笑ってしまう。
20年も前の夢を覚えて叶えている人なんて、ごく少数だと思うし…。
私がアイドルになれたのだって、奇跡みたいなもの。
「ふふ、ありがとうコナンくん。…じゃあ、この話はここまでで、安室さん、お願いしてもいいですか？」
「あ、あぁ…はい」
話を切り上げ、安室さんが持ってきてくれた資料を机に広げる。
4人の警察官さんたちは不満げにこっちを見ていたけど、多分安室さんに対する視線だろうから申し訳ないけれど無視しておく。
「…これは？」
「僕が過去に解決させていただいたストーカー事件の資料です。個人情報なのでお名前や顔は隠させていただいてますが」
「ストーカー事件…？」
未華子ちゃんが見つめる資料には、コンビニ内で確保、とか実害有、とか書いてある。
実害有って…よく聞く、刺されたとか…そういう話…？
「すみません紹介が遅れて。僕、探偵をしている安室透と言います」
「探偵？」
「未華子ちゃん。安室さんが言うにはね…えっと……んん…」
思わず口ごもってしまう。
まず何から説明すればいいのか…。
「ゆっくりでいいから。…なに？」
未華子ちゃんにじっくりと見つめられると、心が落ち着く。
ふぅ、と一息ついてから意を決して言葉を紡いだ。
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天音(プロフ) - すごく面白くて、読んでてドキドキしました！ゆっくりでもいいので、更新待ってます！ (2022年7月17日 19時) (
レス) @page17 id: 36647ec52c (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 頑張ってください！！ (2022年7月17日 13時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 面白いです、応援しています！！更新待ってます (2022年7月17日 13時) (レス) @page17 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！ (2022年4月29日 19時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いです！ゆっくりでいいので更新頑張ってください (2022年4月23日 19時) (レス) @page19 id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年4月16日 23時
