赤い宝石Ⅱ〈×ym〉 (ページ8)

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香水 ytym ページ8

｢知ってる？ハグするとストレス解消されるんだよ｣

音楽番組の収録終わり、楽屋に入った途端立ち止まり、一歩後ろにいた俺の方へ振り返る。

｢ふ〜ん、じゃあしてみる？わっ｣

俺が腕を広げた瞬間ガバッと覆いかぶさってくる様はまるで大型犬だ。

｢はぁ〜〜〜〜〜。おちつくな〜〜〜〜〜｣

｢う〜、重いって｣

バシバシと裕翔の背中を叩きながらも逃げない俺はやっぱり裕翔に弱い。

｢ハグってリラックス効果もあるし幸福感も得られるし不安を解消するし免疫力も高まるしホルモンバランスも整うし不眠の解消にも繋がるんだって。いい事だらけだよ｣

｢へぇ｣

俺を抱き込みながら、どこで知ったのか豆知識をペラペラと得意気に話す裕翔に適当な相槌をうつ。

｢もう、ちゃんと聞いてる？｣

｢なら毎日しようね。ハグ｣

｢……うわ〜〜〜、もうヤマには敵わないなぁ｣

力を抜いたのか一気に体にのしかかる重さがデカくなった。

｢一応俺の方が年上なんで｣

｢ふふ、そうでした｣

｢重いからもう終わり｣

｢やだー｣

ぞろぞろとメンバーが入ってきてるにも関わらず、俺を抱きしめる腕を緩めない。

『お、イチャついてる』

『扉ぐらい閉めなよ。誤解されたらどうするの』

『山田潰れちまうぞ〜』

ガヤガヤと俺らに野次を飛ばすメンバーもお構い無しに抱きしめられる。

｢ちょ、裕翔、いい加減離して｣

｢それよりさ、｣

｢っ、｣

耳元で囁かれ反応することが出来ない俺の体を解放してから頭を撫でて、ルンルンでメンバーの元へ向かう。

『山田、顔赤いけどどうした？』

｢…なんでもなぃ｣

" ヤマから俺の匂いするね "

※付き合ってません

end

お久しぶりです。久しぶりすぎて書き方が分かりませんでした()

裕翔くんの香水をお店で見つけていつの間にか買っちゃって付けてしまうやまちゃん良くないですか？？
無意識に裕翔くんの匂い纏いたくなっちゃってて欲しいしそれに気付いた裕翔くんはニヤニヤして欲しい

ていうか、香水同じなのがノンフィクションなのヤバくないですか？
この場面もノンフィクションであれ。

何度も言いますが、このお話のゆとやまちゃんは付き合っておりません。