青葉城西の天使ちゃん3（HQ） (ページ40)

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一二九話　よく笑うじゃんページ40

sideなし

室内に戻るとエアコンの冷たい風が吹いてくる

貴『涼しぃ…。月島、ちゃんと水分補給しなよー!熱中症で倒れたら烏野のみんな困っちゃうし』

そう言ってAは自動販売機でスポドリを買う

貴『はい!これ飲んでね』

月「ありがとうございます」

貴『ちゃんとお礼の言えるいい子やな(なんだ…よく笑う子じゃん。翔陽からは怖いとかイジワル聞いてたけど全然怖くない…イジワルではあるかもやけど)』

月「そんなに見ないでください……//」

貴『あ…ごめんね(見過ぎちゃってたか……)なんか…月島って聞いた感じと全然イメージ違うなぁって思ってさ』

月「僕のことなんて聞いてたんですか…」

貴『翔陽から聞いてた感じやと…怖いとか聞いてたからさ…あ、あと…青城と烏野の初めての練習試合の時に私の後輩に喧嘩売っとったから…ちょっと印象悪かったけど…』

月「チッ…(日向め…)」

貴『でも、それは昔のイメージで…今は違うよ!…今はその高い身長を活かしたブロックが上手くて…分析力の高い選手やな…って思ってる。普通の男の子としては…よく笑ってお礼も言える良い子やな…って今日分かった』

月「僕…そんなに笑ってました?」

貴『うん!笑ってたよ!!』

月「(僕が……多分、無意識だな…)」

貴『ほら!今も笑ってる』

Aは背伸びをして月島の顔に手を添える

貴『なんか…月島の笑顔って可愛いね(にこ』

月「///(こ…この人……平気で色んな男にこんなことしてるのかな……こうやって触れられたら勘違いするﾃﾞｼｮ)」

貴『(顔赤いなぁ…。最近顔赤くなる子多くない?)』

そんな時、体育館の方からボールが飛んでくる…正確には転がってきた

五「あ…あの!!その…ボール……」

貴『これやんな?…はい』

Aは五色に手で渡しに行く

五「ありがとうございます!!!!!」

月「(声デカ…)」

手渡す時にAと五色の手が触れる

五「//////」

貴『え!どうしたん!!顔赤くなっとるよ!!』

五「(て…手に触れてしまった!!手……小さかったな…み…見上げてくる姿も…か…かわ…かわい…)」

貴『(皆…風邪引いとるんかな?)ね!体育館で何かしてるの?』

五「はい!!…1年生でバレーやってます!!!!」

貴『そうなんや!!ウチらも混ざっていい?』

月「え…僕もですか?!」

貴『1年生ってゆっとるし…月島も1年生やから参加したほうがいいと思ってんけど……あかんかった?』

Aは月島を見つめる

月「//(何なの…この人…っ)」