青葉城西の天使ちゃん3（HQ） (ページ26)

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一十六話　綺麗ページ26

sideなし

雀「(昨日も思ったけど…Aちゃん…食べ方がすごく綺麗…)」

清「(姿勢もいいし…所作も綺麗だし)」

貴『ごちそうさまでした!』

仁「もう食べたんですか?」

貴『美味しかったからお箸が進んじゃってさ!!』

仁「はうっ…(すごく可愛い……Aさんのファンに殺されるぅ……あと青城の皆さんの目線が突き刺さる)」

ご飯を食べ終わったら洗い物を終えて少しの自由時間だ

その自由時間の間に体育館で見つけたピアノを弾こうとしていたのだが…先客というか一緒に来たというか…貴大がいる

貴「貴大…バレーせーへんならもっと自由時間楽しみぃーや」

花「その自由時間を楽しむためにここにいるんだよ(好きな奴と一緒に居て楽しくない奴とかいんの?)」

貴『まぁ…それならいいけど……』

花「お前は何しにここに来たの?」

貴『この体育館の舞台袖で見つけたピアノを弾かせていただこうかなと…思って……そうや!貴大なんか弾いてほしい曲とかある?』

花「え、弾いてくれんの?」

貴『貴大に楽しい自由時間を過ごさせる為に弾いたるわ』

花「じゃあ…「曲のタイトルは想像に任せるよ☆」」

貴『その曲最近人気の曲よな、オッケわかった!ちょっとその前に音の高さの確認と指練するから5分程度ちょうだい』

Aはそう言って猛スピードで音の高さと指練を終わらせて…花巻の言っていた曲を弾く

花「(やっぱコイツスゲーな……曲の雰囲気に合わせて弾き方変えてるし……何よりあの細い指から奏でられる綺麗な音とその強弱が凄い……あんなデカくて綺麗な音とかどう出してんだ)」

いつの間にかAはピアノを弾き終えて

貴『どうだった?私の演奏』

ｷﾗｷﾗした目で聞いてくる姿が可愛くて…

花「//スゲー…上手だった」

貴『ほんま?!…やった!!』

その後Aと花巻は別れ、

Aは洗濯物を入れるカゴを取りに行き、途中であったマネちゃん達と一緒に洗濯物を取り込む事になった

雀「風強いねー」

貴『ホンマなー…ボーってしてたら洗濯物飛ばされそうやな』

清「なるべく早く取り込んじゃおっか」

貴『そうやな!』

その瞬間…ブワッとより一層強い風が吹く

1枚のバスタオルが飛んで木に引っ掛かってしまう

貴『私が取りに行くよ!!(高く飛んだなぁ)』

Aは猛ダッシュして飛んでいったバスタオルを追いかける

その光景を見ていたマネ達…次の瞬間

タッタタ…グワッッ!!!!!

もの凄く高く飛ぶAの姿があった