青葉城西の天使ちゃん3（HQ） (ページ3)

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九十四話　幼稚園の頃ページ3

sideなし

銀「でも年齢違うのにどうやって会ったん?」

治「Aちゃんに会ったんは幼稚園の送迎バスを待ってる時や」

侑「話したきっかけは忘れたけど出会いはそれやな!」

治「会った時に自己紹介した時点でAちゃんは、『一卵性の双子やのにあんま似とらへんな』って言ってたわ」

角「(俺、幼稚園児の時一卵性とかそんな言葉知ってたっけ?)」

侑「その後に、『確かに顔は似とるけど……雰囲気とか全然違うから見分けれると私思うなー!』って言ってんで!!やから次の日試してみてん!!どっちが侑で治でしょう。ゆーてな!!そしたら…『左に居るほうが治くんで右に居るほうが侑くんでしょ…あ、髪の毛切った?』…会って2日目で見分けてくれて、髪切ったことまで気付いてくれる……こんなん惚れるしかないやろ!!」

角/銀「(本当に煩い…)」

治「あん時はくんづけ呼びか…懐かしいな……」

侑「Aちゃんの事語るのに1週間くらい時間いるわ」

治「幼稚園の頃から中学生時代までは語れるな」

銀「小中は違うんちゃうん?」

侑「違うけど、親同士が仲良くてよう遊んどったから語れる!」

治「Aちゃんが中学の時、吹奏楽見に行ったからそれも語れる!!もうホンマに可愛い……写真も大量に撮ったし、俺らがいる事にすぐ気付いてくれてニコッて笑ってくれたし……角名達も話してみぃーや!!めっちゃ話しやすいで!!」

角「(確かに北さんに抱き着いたりする女子なんて面白そうだし話してみたいかも)」

銀「」

侑「Aちゃんが稲荷崎やったら良かったのになぁ…」

治「稲荷崎来とったらAちゃんのメシを毎日食えたかもしれへんのに…」

侑「絶対、稲荷崎の制服似合うで!あんな可愛いんやもん!!」

治「Aちゃん、ゆーとったもんな…『稲荷崎の制服の方が可愛い…ウチの制服マジで着る人選ぶ色だからマジ嫌〜』って…でも、青城の制服着てるAちゃんも」

侑/治「めっっっちゃ可愛い!!!!」

角「さっきから可愛いばっか言ってんじゃん」

侑「お前らにも見せたろうか?!Aちゃんの写真!」

治「でも惚れたらあかんで!!俺のAちゃんやから!」

侑「あ?サムのちゃうわ!!俺のAちゃんや!!」

角「(また喧嘩始まった…)」

銀「や、辞めろや。他校の人達に迷惑やろ」

角「お風呂の中だし…他校の人に迷惑かけたら北さんに怒られるんじゃない?」

侑/治「……」

2年「(静かになった…)」