第三話 2年前の入学式3 ページ4
Aside
私はさっきから色々質問されとりますー(棒)
女1「何部に入るの〜?」
男2「やっぱ、吹奏楽?」
貴『吹奏楽じゃないよ』
男1「じゃ、じゃあバスケ部のマネになってよ!」
さっき緊張してた男の子や。
バスケ部のマネか………いや、何迷ってるんや!私がここに来たのはバスケのためじゃない!
貴『え…えっと……私は……』
困っていてキョロキョロしていると、少し席の遠い男の子と目が合う。
クラスメイトに成りたてなのに馴れ馴れしいかもだけど……助けて!と目線で送ってみる。
すると、目線を送った男の子は私のそばに来た。
いや…実際には私のもとに来ようとしていた。
私のもとに来る前に、
?「その子は男バレのマネやるって言ってたよ?だから、バスケ部のマネにならないよ」
私は違うクラスメイトに助けてもらった。
その助けてくれたクラスメイトは…。
私が宮城に来る理由になった人だった。
貴『お……及川…さん……ですよね?』
憧れの人それは…
及「俺のこと知ってくれてたんだ〜。いや〜、及川さんってばモテる〜☆」
この高校選んで正解やわ。
この高校、北川第一の生徒が多いって聞いてたけどホンマなんやな!
貴『中学の試合の決勝戦見ました!北川第一と白鳥沢の!私、貴方の“サーブ”を見て宮城に来ました!』
及「そうなんだ〜…って宮城に来たって……もしかして…君、他の県から来たの?」
貴『はい!大阪から来ました!』
及「遠いねー。さっきから気になってたんだけど…」
貴『なんですか?』
及「同い年なんだし、敬語抜きで話そうよ!」
貴『わかりま……わかった!』
え…待って…憧れの人と敬語抜きで話せるって……こんなに嬉しいことある?!
全「「(俺らの空気じゃん…)」」
及「あと、及川さんって他人行儀だしさっ!
気安く下の名前で呼んでよ!」
貴『そ…それは……(及川さんのファン…中学のとき見て怖かったからなぁ……下の名前で呼んだ瞬間に体育館裏に呼び出されるかもしれん…)……なんか…色んな人に悪いというか……』
及「いいじゃん!俺に憧れてきたんでしょ!俺が許可するんだから及川さんのファンも怒らないって!」
貴『えっと……(これは…違う意味で困るな……今更だけど、バレーの時のイメージと違う……。馴れ馴れしいし……及川さん…絶対チャラ男だ……てか…ほんと、ベタベタ触ってくんな〜…)』
また文字数が………。
Aちゃんは、あくまで“サーブ”に憧れただけです。
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月乃派 - 第三十三話 バレー で着替える場所は更衣室とゆう場所があります (2022年1月20日 11時) (レス) @page35 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 良かったー! (2020年12月29日 22時) (レス) id: 90f1319283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏玲 | 作成日時:2020年12月21日 19時