甘やかされまくりのあの子【2j3j】

プライベート ページ25

※ストーカーの話が続きます！苦手な方は飛ばしてください！

今日は打ち合わせがあったので事務所からの帰り道

『…っ』
やっぱり着いてきてる
暗くて街頭の少ない通りで私に合わせた足音がずっと聞こえている曲がっても曲がっても聞こえる

パニックになった私はなぜか
叶「はいはい？」
『あの、叶さん、今外で、後ろになんか人が、私』
叶「…今どこにいるかわかる？」
『えっと〇〇スーパーの近くの公園の通り…らへんで』
叶「分かったDiscordは繋げたままね切っちゃダメだよ すぐ行くからそのまま歩いてて」
『はい』

言われた通りスマホを耳に当てたまま歩く
数分歩くと前に息を切らした叶さんが見えた
『っ！叶さん…！』
叶「あーー、よかったぁ〜」
『ごめんなさいいきなりかけたりして、』
叶「全然いいよよかった丁度家にいて…？」叶(あー、いるなぁ…)
叶「このままタクシー拾っちゃおうか」
『あ、はい』
大通りに出てタクシーを捕まえて乗り込む
心拍数が今になって上がってきた
叶「よし、るいちゃん家どのへん？」
『あ、えと、家は』
頭が働かずスマホでメモしている自宅の情報を確認しようとしたが手が震えてうまく行かない
『ごめんなさいすいません笑えっと、』
焦って変に笑ってしまう
叶「〇〇のマンションまで」
『へ、』
叶「凄い震えてるよ、僕ずっと配信してるから一旦落ち着くまでうちにおいで」
『そんな』
叶「そんな状態で返すのも逆に心配だよ もちろん無理強いはしないけど」
『じ、じゃあおじゃまします！』
叶「あ、今日丁度葛葉も来てるんだけど大丈夫？」
『こっちのセリフですよ！邪魔してないですか？！』
叶「大丈夫だよ〜あ、でも家出る時にざっと話ちゃった、ごめんね」
『いえいえ！私が勝手に頼ってしまったので』
叶「いいよいつでも頼ってね」
『ありがとうございます』

そんなこんなで叶さんの自宅に着く
『うおぉっ…』
叶「ﾌﾞﾌｯｗ葛葉が初めてきた時と同じリアクションだｗｗ」
『めちゃおしゃれだぁ…』
叶「どうぞ〜」
『おじゃまします…』

リビングに向かうとソファに座り自分家のようにくつろぐ葛葉さんの姿が
『葛葉さん！』
葛「おー無事でよｋ『すみません！』
葛「え゛」
『お邪魔してしまって…！』
叶「さっきも大丈夫って言ったんだけどねぇ〜」
ポンッと下げた頭に手を優しくおき
葛「無事ならそれでよし」

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