蕾が花開く時 (ページ34)

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アイドルページ34

すばるside

“いえ、すばるさんはアイドルですし、ファンの方を傷付けたくないので、私自身で決着付けます。ですから、もし、決着ついたら会ってもらえますか？？”

「なんでやねん？！今の状況がどんなに深刻なのかAちゃん自体が分かってるやろ？！なんで、そんなに頑張るん？俺が頼れなかったら親でも頼ったらええんちゃう？Aちゃん、自分の身体と心傷ついてんねで？」

あ、、俺。

必死やわ。

でも、そうやろ？

気になってる女が傷ついてんねんで？

“あの、、、すばるさん？”

「お、おう、すまんな。声荒らげて。」

“私、、、、親居ないんです。”

「え、、？親居ないん、、、、？」

“だから、妙子さんが助けてくれた時は妙子さんに見たこともないお母さんを重ねてました。ほんとに嬉しかった、、、だからこそ、妙子さんやすばるさん達を巻き込みたくないんです。”

Aちゃん、、、

何で1人で抱えようとするん？

出会ったばかりの俺には頼れへんのか？

気づいたら泣いてた。

安が俺の涙を拭いてくれてんねん。

こいつまでもらい泣きしよって、、、

雛
「すばるちょっと電話代わってくれへんか？」

「ｸﾞｽｯ、、、あ？なんで？」

雛
「一緒に助けたるわ。」

「え？は？、、、、お、おん。」

雛、、、

雛
「もしもし？Aちゃんやんな？初めまして、すばるの仕事仲間であり、親友の村上と言います。今少し僕とお話してもらってええですか？」