蕾が花開く時 (ページ33)

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東京ページ33

すばるside

雛
「な、何やねん。」

雛の言葉なんか入らず、メンバーがいることも忘れて、、

「もしもし？Aちゃん？」

“え？！あ、すばるさんの番号だったんですね、、
何かありましたか？”

この子、、自分が大変な目にあってるのに、相手の心配やなんて、、

「いや、オカンもにーちゃんも俺も心配してたんやで？今はどこに居るん？」

“あ、それは、、”

小声で、、しかも声が震えてるAちゃん。

「彼氏の所やろ？そこから出ることできひんの？」

“心配お掛けしてすいません、、出たいんですけど、出てもまた周りの人に迷惑掛けるならこうやって私が我慢したらいいんです。すばるさんが掛けてきてくれてるなんてほんま、嬉しかったです、、！ｳｯ、、ｸﾞｽｯ、、でも、すばるさんにも迷惑かかるのでこれで電話切りますね、、”

「ちょ、ちょ、待って？そこから出れたら東京に来れへん？？」

大倉
「ちょ、すばるくん？」

“え？！東京ですか？”

「まず、俺のマンションでアパート借りるまで居たらええやん。もう、そんな生活Aちゃんから終わらせないともっとあかんことなるって、、妙子にも言うとくから作戦練って東京に来たらええねん！」

メンバー居ったけど、とにかくAちゃんを助けたい一心に、俺の部屋にこいなんて言うてしまった、、