愛されJW最年長(続きの続き) (ページ7)

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紫「おーのんすけ！ロケお疲れさん！」

桃「･･･んー」

紫「なんや、ほんまにお疲れやんか」

衣文かけに私服を掛ける俺に、変わらぬテンションの濱ちゃんが声をかけてくれる。

それに生返事で返せば、心配そうに顔を覗き込む濱ちゃん。

桃「･･･濱ちゃん、淳太なんかおかしくない？」

紫「ん、淳太？」

桃「なんやゾワゾワすんねん、この辺が」

そう言って胸のあたりをごしごしと拳で擦ってみせる。
濱ちゃんは一連の動作を目で追い、「よう分からんけど、」と首を傾げながら話し始めた。

紫「淳太の変化に気づけたんは望がそれだけ淳太をしっかり見とるって事やろ？その感覚信じて、淳太に聞いてみたらええんとちゃうか？」

桃「･･･濱ちゃんがまともや」

紫「おまっ、人が真面目に返せばそれかい！！」

桃「はははっ、嘘うそ！ありがと濱ちゃん」

濱ちゃんに話したことで少し心が軽くなった。

お互いが淳太に恋するライバルではあるけど、それより何より濱ちゃんは俺にとって一番に頼りたいお兄ちゃんなのだ。

どんな時だって真剣に俺の話を聞いてくれる濱ちゃんが大好きで、俺はダイブするように濱ちゃんに抱きついた。

紫「ちょっ、のんすけ重いーw」

大丈夫、きっと仕事とかの悩み相談や

そうだドラマの演技相談かもしれん
淳太久々の演技やし、きっとそうやんな！

ｽﾀｯﾌ「マイクつけますので支度できた方からこちらお願いしまーす！」

さっきは断ってしまったけど収録が終わったら淳太に声をかけてみよう。

俺はそう自分の心で決め、途中の着替えを急いで終わらせた。

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