愛されJW最年長 (ページ8)

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Side 濱田

宣戦布告。

とはまた違うのかもしれないが、俺には照史の言葉がそう聞こえた。

淳太に告白する。

それを意味するのは、今まで築き上げてきたグループの絆が音を立てて崩れるという事だ。
混乱と恐怖で頭が真っ白になる。

桃「俺は…嫌や。今のグループのままがええ」

何も言えずにいた俺の思考を代弁するかの様に、望がか細い声を零した。

桃「怖ないの？仕事に支障きたすとか考えんの？照史が告白したら全部崩れるんやで！今のままじゃあかんの？！」

橙「そんなん分かっとるわ！……ほんなら望は離脱するんやな」

桃「えっ」

橙「たぶん、淳太くんは俺の気持ち受け入れてくれへん。もしのんちゃんが告白せんのやったら、その後淳太くん支えてやってや」

桃「……せえへん。離脱せえへん！」

望は負けず嫌いだ。
こんなあからさまな挑発を受けたのならば、引くに引けなくなるのは照史も分かってやっているのだろう。

紫「俺も、その挑発のったるわ」

二人のやり取りに俺もいつの間にか火が付いた。

橙「シゲは、どないするん……シゲ？」

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