愛されJW最年長 (ページ7)

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side 桐山

今目の前にいるメンバーの誰よりも、俺は相棒である淳太くんを愛している自信がある。
しかし、淳太くんが他のメンバーの気持ちを蔑ろにして俺を選ばないのも事実だ。

赤「言ってる意味がわからへんねんけど」

怪訝そうに眉間に皺を寄せるシゲ。のんちゃんも可愛らしく首を傾げているが表情は曇っていた。
普段ならアホな言葉で話しを遮る濱ちゃんだが、こういう時は空気を一番に読んでくれる。

橙「淳太くんに気持ちを伝えるつもりがあるのか、って話や」

赤「ずっるいな、それ聞くんやったらまずは照史からどうするつもりか教えてぇや」

紫「……」

桃「……」

橙「俺は、正直もう限界や」

一度感情を言葉にのせてしまえば、後は壊れた蛇口のようにとめどなくあふれ出てくる。

橙「みんなが淳太くんを好きなんも分かっとる。誰か一人が好きって伝えたら他も歯止めが効かなくなるんのも想像がつく。その結果で淳太くんが困るんやろうなって思うて今まで自分の気持ち押し殺してきたんやわ。やけど…‥せやけどな、もう辛いねん。どんな結果になろうとこの気持ちに区切りつけたいねん！」

橙「俺は今日、淳太くんに告白する」

もう迷わない。この決断がどう転ぶかなんて俺にも予測ができない。
グループに溝を作る可能性もある。だからこそ、メンバーには前もって伝えておきたかった。正々堂々とこの気持ちと向き合う為に。

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