愛されJW最年長 (ページ3)

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Side 小瀧

本気にされず若干肩を落とす照史の姿に、内心ホッとする。淳太は知らないが実をいえばメンバー全員が淳太にお熱状態だ。
俺はバスルームへ淳太が姿を消したのを確認して照史へと声をかけた。

桃「相手にされてへんやん」

橙「うっさいわ」

桃「にしても、淳太ってホンマに鈍いな」

メンバーでも照史やシゲは分かりやすく求愛をしているが全く気づく気配がない。
俺としては誰かのものになるくらいなら誰の気持ちにも気づかないでいて欲しいと思う。だが、目の前の照史はもうそろそろ限界のようだ。

トゥルルル

桃「もしもーし」

紫「あ、のんすけ？今シゲと下のコンビニ来とるんやけど欲しいのある？」

桃「淳太がルームサービス頼んでくれとるけど量的に足りんと思うで適当にツマミこうてきて」

苛つく照史を横目に電話に出れば濱ちゃんの落ち着いた声が機械越しに聞こえた。
俺の注文に「あいよ」と返事をする濱ちゃん。そのまま電話を切ろうとしたら照史に携帯を取られた。

橙「あと強めのお酒多めにこうてきて」

普段ビールしか飲まないのに何故？と疑問を抱きつつも照史の目が若干すわっていたので口を閉じた。

今日、たぶん何かしら起こるな。

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