愛されJW最年長 (ページ17)

今日:16 hit、昨日:10 hit、合計:72,673 hit

17 ページ17

NOSIDE

黄「俺な、このグループ好きやねん。アホなくらいお人よしな濱ちゃんも、コミュ力の塊で俺を引っ張ってくれる照史も、大人びて見えても甘えたなのんちゃんも、流星のセンスの良さも、神ちゃんのオカン気質で皆の世話してくれる所も、…会えば毎日絡んでくるシゲの健気さも、全部好きやねんで」

中間は一度ゆっくりと目を伏せ、それぞれの顔を見る。いつの間にか顔を上げていたメンバーと自然と目が合った。

黄「大好きやねん…やからな、壊したなかった。怖かってん、皆が離れていくのが。皆がバラバラになってまうのが」

テーブルの上に置かれたグラスの中で氷がからりと音を立てて動く。

溶けだした氷で薄まったお酒を煽り、中間は続けた。

黄「ごめん…気づいてたのに何もしてあげんで、･･･諦めさせる事もせんでずっと辛い思いさせて･･･」

「ほんまごめん」その最後の言葉は涙にしめっていた。我慢の糸がふっと切れた中間の瞳からは止めどなく大きな粒が溢れた。

.