愛されJW最年長 (ページ16)

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NOSIDE

中間の直球な質問に六人は体を硬直させた。
各々言いたい事はあるはずなのに口に出せずに時間ばかりが過ぎていく。

黄「･･･シゲ、風呂で何で泣いとった？」

先生に叱られた子供のように顔をあげないメンバーに中間はなるべく優しい声音で尋ねる。

名前を呼ばれた重岡の肩が大きく跳ねた。

「え」とか「あ」とか単語にならない声がもどかしいのか重岡は自身の髪に手を突っ込みガシガシと苛つきを示した。

いつもは饒舌なまでによく喋る重岡のその姿に、自分がそうさせてしまっているのか、と中間の心にチクリと棘が刺さる。

黄「･･･ほんなら先に照史たちに聞くわ。俺と神ちゃんが風呂入ってる間に何があったん？」

反応は同じだ。

まさか本人から切り出してくると思ってもいなかった六人。先ほどまで告白すると固い意志を他のメンバーに告げた桐山さえも縮こまった。

黄「なぁ、今日はもう全部吐き出さへんか？」

お通夜のような重苦しい空気が淀む。
その中で、中間だけが丁寧に誰も傷つけまいと、言葉を選びながらぽつりぽつりと話続けた。

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