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田中side
京本「おかえり。よく頑張ったね。」
車で眠ってしまったジェシー。起こさないようにそっと抱えて家に入ると、玄関だってのに熱い抱擁を交わす2人の姿が…。
「ほれほれ、とりあえず手洗って、着替えておいで？腹減ってんでしょ？」
小声で急かすと、ごはんごはんって走っていった。
京本「あれ、ジェシー寝ちゃった？うどん煮込んじゃったや…。樹いっぱい食べれそ？」
「食べる〜！え、でもきょもは？」
京本「俺は作りながらつまんじゃって、お腹いっぱいなの。ま、麺だけ取り分けとけば大丈夫か〜。ん、ジェシーもらうよ。」
そう言ってジェシーを抱えてリビングに消えたきょも。
なーんか、違うな。
うん、腹いっぱいなのは嘘。煮込みうどん作りながら、何かつまむなんて器用なこと、きょもにはできない。
…あ。
ズボンのポケット、小さな膨らみ。
そういうことね…。
「きょも〜、ソファーじゃなくてベッドで身体起こしてあげてくれない？さっきも軽くむせちゃったから。」
京本「オッケー。なんだか調子悪いねぇ…。」
「寝てスッキリしたらいいんだけど。ついでにきょもも休憩してきなよ。あんだけ洗濯物干したら疲れたっしょ。」
京本「あー、うん…。そうする。ジェシーも気になるし、そばについとく。」
いつになく素直に受け入れて、ジェシーをベッドへ運ぶ姿を見送る。
A「樹くん！見て！めっちゃ美味しそう〜！」
「あー、まてまて。火傷するから、座ってろって…。」
アドレナリンが出てるんだろうけど、目の前でうどんを頬張るAが元気そうでなによりだった。
ーｯｹﾎｹﾎ…
起きるなよーと思いながら、真っ白な背中に聴診器を忍ばせると
いつもより早いテンポで胸が上下するたびに、イヤな音が耳に入る。
眠れているならこのままで様子見よっかな…。
年上だけど、どこか放っておけない彼の頭を撫でて、その隣の小さな頭も撫でてやる。
起きてんだろ？わかりやすいんだって…。
ジェ「じゅりくん、だっこぉ…。」
こいつも不安定だな…って、ぎゅうぎゅう身体をくっつけてくるジェシーに、俺のパワーを分けてやる。
ジェ「たいが、だいじょうぶかなぁ。」
「ちょっと喘息出てるけど、大丈夫。きょもが無理しないように、ジェシーが一緒にいてくれる？」
ジェ「うん！たいがは、おれに任せて！…でも、おれ、おなかすいた〜。」
「っは！んだな、飯食ってなかったもんな！きょもの美味いうどん食べよっか！」
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雅(プロフ) - 更新ありがとうございます！次回も楽しみに待っています (5月5日 22時) (
レス) @page35 id: a83a9d93f0 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 更新ありがとうございます！そして、感動をありがとうございます！ (8月16日 19時) (レス) @page30 id: 7007161c36 (このIDを非表示/違反報告)
結夏(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ほぼ毎日何度も何度も読み直しています！きなりさんのお話大好きです！応援してます！ (8月16日 6時) (レス) @page30 id: 27b7b36f37 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 数日前からまた1から読み返していたばかりだったので、新しく更新されていてとても驚きました！！すごく嬉しいです🥰これからも無理のない程度に楽しみながらお話をあげてくださると嬉しいです！応援しています🫶 (8月16日 1時) (レス) @page30 id: c72fa43d6e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 更新されたこと、とても嬉しいです。ありがとうございます。きなりさんのペースで、また物語を紡いでくれたらと思います。 (8月15日 23時) (レス) @page30 id: 607ec5cd06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2022年6月20日 20時
