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北斗side
ーうん、…んー。ふふっ、ホントに？
ーへへっ。ん、かなり不安だけど…。体調はねー、だいじょうぶ。うん、無理してないよ？えー、信用されてないなぁ…
田中「電話、なまえちゃん？」
「ん、明日のことで連絡してくれたっぽい。言わないけど、結構緊張してる。夕飯も微妙だったから、様子見。」
京本「結局、一回も練習行けてないんだもんね〜。なんか俺も緊張してきた…！」
田中「え、そんなこと言われたら俺も緊張してきたー！やべ、どうしよう…ほくとぉ〜！」
「もー。お前らの卒業式じゃないんだから！頼むから目立たないように大人しくしとけよ？」
主役よりも盛り上がりそうな2人を横目に、いまだスマホ片手に楽しそうなAを眺めた。
退院してからも体調に波があって、卒業式の練習も参加できなかったけれど、こうやって支えてくれるお友達がたくさんいることってさ、素敵なAの才能だと思うんだ。
森本「ほくとー！明日のネクタイ！どっちがいいと思う！？」
「えぇ？どっちでもいいんじゃないの？」
森本「10分考えて決まんねーから聞いてんのにぃ！」
A「もー。慎ちゃんうるさいから電話切っちゃったじゃん。…ネクタイはこっちがカッコいいよ！」
ぷんぷん怒りながらも慎太郎の相手をするAに、抱きつく慎太郎。それなら俺も選んで！ってスーツまで持ってくる樹に、緊張する〜と騒ぐ京本。
ほらほら、そんなに騒いでると来るぞー。
高地「おっまえら！！何時だと思ってんだ！ジェシー寝てんだぞ？！スーツくらい自分で決めろ！Aはそろそろ寝る！お前ら明日寝坊しても知らねぇからな！」
ガラッと和室の戸が開いて(その音が何気に1番デカい、とか言えない)鬼高地の登場。
例にもよらず興奮気味のジェシーを寝かしつけた高地の言葉に、一瞬しーーんと静まり返ったリビングだったが、次の瞬間には全員がバタバタと動き出したのだった。
高地「Aは寝る前に一回熱測っとけ〜。薬も忘れんなよ？」
A「ん。んぇ〜、なんで…？」
いつもより大人しく従ったAだけど、手元の体温計には気持ち高めの数字が。
「あら、ちょっと高いね。キツいとこない？」
苦笑いの高地が近づいたのを確認して、落ち込んだお姉さんを抱き抱える。
高地「おーい、息止めんなって…。ん、苦しいの無くて良かった。ちゃーんと寝れば明日は大丈夫。」
だってよ？
今まで我慢したんだもん。明日はきっと大丈夫だよ。
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雅(プロフ) - 更新ありがとうございます！次回も楽しみに待っています (7時間前) (
レス) @page35 id: a83a9d93f0 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 更新ありがとうございます！そして、感動をありがとうございます！ (8月16日 19時) (レス) @page30 id: 7007161c36 (このIDを非表示/違反報告)
結夏(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ほぼ毎日何度も何度も読み直しています！きなりさんのお話大好きです！応援してます！ (8月16日 6時) (レス) @page30 id: 27b7b36f37 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 数日前からまた1から読み返していたばかりだったので、新しく更新されていてとても驚きました！！すごく嬉しいです🥰これからも無理のない程度に楽しみながらお話をあげてくださると嬉しいです！応援しています🫶 (8月16日 1時) (レス) @page30 id: c72fa43d6e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 更新されたこと、とても嬉しいです。ありがとうございます。きなりさんのペースで、また物語を紡いでくれたらと思います。 (8月15日 23時) (レス) @page30 id: 607ec5cd06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2022年6月20日 20時
