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京本「じゃあリハビリ終わる頃にお迎えくるね！今日も、無理せず！頑張ってきてね。」
大我のグーと俺のグーをコツンと合わせて、パワーの分けっこ。
いつもはコツンで終わりなのに、ぐぐぐって押された。
「もー！たいがのパワーつよすぎ！」
京本「ふっ！でも、これで元気でたでしょ？」
「まぁね！元気いっぱーい！」
松本「お、元気いっぱいなの？じゃ、ここどうぞ〜。」
車椅子に乗ってリハビリのお部屋に入ったら、潤先生が迎えにきてくれた。
ニノ先生いないかな〜？
京本「ジェシー！今日は歩くの、おやすみだからね？ニノ先生いてもダメだからね。」
「…はぁーい。」
松本「なに、また無茶したの？懲りないね〜本当に。」
京本「俺たちが仕事の間に家中歩き回ってたみたいで、足は震えるわ張ってるわで…」
松本「なるほどね…。ま、俺が見張っとくよ。リハ終わったら大我に連絡すればいい？」
京本「あっ、はい！お願いします、すいません。」
松本「はいよ〜。じゃ、今日のリハ始めまーす！」
「おねがいしまっす！」
潤先生にごあいさつして、大我とはバイバイ！
松本「今日は、俺とオセロで勝負〜。やったことある？」
じゃーん！って出してくれたのは、俺が知ってるのより大きな丸が乗ってるオセロ。
「んえ？なんかちがう？でも、いっしょ？」
松本「ルールは同じよ。ちょっと大きめで、ひっくり返しやすくなってんの。まぁ、とりあえずやってみよっか！」
ジェシーからどうぞって言われたから、パチンと右手で白を置いて、挟んだ黒をひっくり返した。
「はい！次は潤せんせーのばん！」
こっちに置くかな…？それともこっち？
二宮「ふはっ…！あなたリハビリはどこにいったのよ！？」
潤先生がどこに置くかじーっと考えてたら、上から聞こえてきた笑い声。
ん？ん！あ！
「こっちの手だった！！まちがえた！だはっ！」
松本「気付いてくれて良かったよ…。はい、こっちの手でもう一回ね。」
潤先生が渡してくれた白の石を左手で持つ。
ここに…
カラン
あれ…
カラン
「…なんでっ、できるから！まって！おれオセロできるのぉ！」
もう、なんで！
こんなにおっきいのに、なんで持てないの…？
この指がいけないんだ。
こんな、曲がったままのゆび。
ぐいって右手で伸ばして、曲げて、オセロは持てたけど置きたいところまで動かせなかった。
こんなんじゃ…こんな手じゃだめなのに…！
言うこと聞け！
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みーちょん(プロフ) - いつも読み直しては癒されてます!!素敵なお話ありがとうございます!!!! (2022年3月22日 9時) (
レス) id: 61a5c2e382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2022年1月30日 0時
