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座薬処置あります。
苦手な方は避けてください。
高地side
俺らの願いをよそに、グングン上がり続けるAの熱。
北斗「震え止まったな…。上がりきったか〜?」
汗をかき始めたAの身体をホットタオルで拭いていく北斗。
もう一度熱を測ると39.2℃…。
はぁ〜っとため息をついて、リビングに常備している薬剤を取りに行く。
サポと、点滴いれるか…
部屋に戻ると、すでに横向きにされたAと苦笑いの北斗が、起きたって口パクで言う。まじか…
北斗「多分今から何されるか分かってるよ(苦笑)伊達に今まで熱出してきてないね〜」
やだやだって呟くけど、もはや動く気力もないAの様子を見て、北斗がグッとAの膝を曲げて固定した。
俺もちゃちゃっと手袋つけて、潤滑剤を手に取る。
と同時に、北斗がAのズボンと下着を一気に下ろしてバスタオルをかけた。
北斗「A〜やだねぇ〜苦しくなるから泣かないの。ふぅーってしてごらん?高地上手だから、だいじょうぶよ…。」
声かけは北斗に任せて、ゼリーをつけた座薬をゆっくりすすめる。
どこにそんな力が残ってんだってくらい、ガチガチの身体だけどやり直すのも可哀想だから…心を鬼にしてぐーっと押し込む。
座薬が戻ってこないのを確認して、終わり。
北斗に抱っこされて、声も出さずにしくしく泣くAの頭を撫でた。
北斗「寝た…。これで熱下がってくといいけどね。」
泣き疲れてぐっすりのAに点滴も挿れて、そろそろ朝日がのぼる時間。
ガチャッ
田中「Aどう…?」
いつもよりずいぶん早い時間なのに、3人とも起きてきた。
男5人でAを囲む、シュールな図…(笑)
北斗「今のところ落ち着いて寝れてるよ。咳も無いし熱だけかなぁ〜。」
京本「良かった…。高地も北斗もありがとね。今日もごめんけど、お願いします。」
その後、昼まで寝続けたAは順調に回復して。
大我たちが帰ってくる頃には、リビングのソファーに座ってテレビを観るほど…。
元気になって良かったけど、中庭で何してたのかは教えてくれない頑固娘。
A「こーち嫌なことするから、教えなーい」
田中「えっ!高地何したの!?」
森本「かわいそうに…慎ちゃんが守ってあげるからね!」
おーおー、好き勝手言いやがって。
お前らの夕飯は俺の手の中にあることを忘れるなよ?
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きなり(プロフ) - こころさん» 嬉しいコメントありがとうございます…!!こうして言葉で伝えてくださると、とても励みになります^^楽しんでいただけるように、頑張ります。今後もよろしくお願いします! (2021年9月14日 22時) (レス) id: d102b3716c (このIDを非表示/違反報告)
こころ - いつも楽しく読ませてもらっています!毎日更新されるのが楽しみです。これからも更新頑張ってください! (2021年9月13日 21時) (レス) id: b96a3cc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなり | 作成日時:2021年8月28日 23時