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楽ではないよ、確実に
二宮「ジェシーひとりだったらね？」
にやって笑うニノ先生に、私も笑みを返す。
そんなことさせるわけないじゃん？
「私がついてる。ひとりになんて、させてたまるか。」
二宮「その調子だ、ねぇね。んで、お前の周りにはうざいくらいにしつこい男たちがいるってことも、忘れんなよ？(笑)」
ふふっ…
わかってるよ。ありがと。
.
リハビリ終わり、病院の中庭で日向ぼっこ。
朝のバタバタのせいで、みんな私のことなんて考える暇もなかったから(もちろん私自身も)。
いつもは何時に何処で待ち合わせって決めてるんだけど、今日はノープラン。
とりあえず。ベンチに座って、ニノ先生がくれたお茶を飲んでひと息つく。
ここからは、ガラス張りの院内が丸見えで。
お友達のお見舞いかなぁ…。
あのちっちゃい子も入院してるのかな。
退院するんだ〜おめでとうございます…
心の中でぶつぶつ呟きながら、人間観察。これ、意外と好きなんだな〜。
ーおねーさん！ﾊﾞｯ!
「うわっ！！」
深澤「ちょっ！そんなバケモノ見たような顔しないでー！！久しぶりに会ったのに！」
「びっっっくりしたぁ…！！ふっか先生か〜もう！」
深澤「ごめんな？(笑)そんなに驚くと思わなくて…！んで？こんなとこで何してんの〜。寒くない？」
大丈夫って言ったけど、着ていた白衣を肩にかけてくれたふっか先生。
「手のリハビリ終わって、日向ぼっこしてんの。みて？あそこのちっちゃい子、かわいくない？」
あー、あれはかわいいわ〜って2人でしばらく眺めるけど、側から見たら奇妙な光景だな…(笑)
深澤「あいつらとの暮らしは、どう？Aちゃんのことだから、気遣いすぎて苦しくなってなーい？」
我慢しないのよ？って優しい顔ののふっか先生。
「毎日楽しいよ？たくさんお世話してもらって逆に申し訳ないくらい、です…。お手伝いしたいのに、すぐ喘息出るし。迷惑かけまくってるよ…(笑)」
深澤「そ？あいつら、Aちゃんのおかげで毎日助かってるって言ってたよ？」
「えー、そうなのかな。そうなら良かったけど…。」
あ、そうだ…。
「ねぇ、ふっかせんせ。この前私が入院した時にかかったお金って、どのくらいかかったか分かる？」
「気にするなって言われたけど、これまで1回もお金受け取ってもらえないの。気にするよ…。」
「このままじゃ、私、みんなと普通に笑いあえない気がする…」
.
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きなり(プロフ) - こころさん» 嬉しいコメントありがとうございます…！！こうして言葉で伝えてくださると、とても励みになります＾＾楽しんでいただけるように、頑張ります。今後もよろしくお願いします！ (2021年9月14日 22時) (
レス) id: d102b3716c (このIDを非表示/違反報告)
こころ - いつも楽しく読ませてもらっています！毎日更新されるのが楽しみです。これからも更新頑張ってください！ (2021年9月13日 21時) (レス) id: b96a3cc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2021年8月28日 23時
