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ベッドのシーツは新しいものに変わっていた。
汚れたシーツはどこにもなくて、それだけのことなのにイライラして涙が出る。
ありがとうも、ごめんなさいも言えなくて。
仕事行ってくるねって言うみんなを布団の中から見送った。
寝たいのに寝れない
お腹痛い。
痛み止め、あったはず…
もぞもぞとベッドから出て、ポーチを探るけど買い置きしてた薬も無くて。
あーもう！なんでないの！
自分の確認不足に腹が立つ。
リビングの薬箱に入ってることを祈って、階段を降りた。
ベランダに干されている私のシーツにパジャマ。
洗濯物もできなかったな…
思わずソファーに座り込むと、テーブルの上に手紙があった。
"起きたらスープあっためて飲めよ。食べれるなら、おにぎりもあるからな〜！痛み強かったら、クリニックおいで。"
こーちの字…。
さっきまでのイライラが吹っ飛んで、お味噌汁もおにぎりも食べた自分にびっくり…(笑)
あったまったおかげか、気分も良くなってお皿も洗えた。
しばらく調子良かったのに、またお腹が痛くなってきて…ちょっと吐きそう。
樹くんまだ、かな…
"クリニックおいで"
優しいこーちの声が聞こえた気がして。
気がついたら家を飛び出していた。
クリニックの入り口には休診のプレートがかかっていた。そっか、お昼休み…。けど、こーちとほくちゃんに会いたくて…
ドアノブに手をかけると同時に内側からドアが開けられた。
北斗「よく来れたね…つらいなぁ〜」
目の前に現れたほくちゃんの姿に、思わず涙腺が緩んで抱きつくと、そのまま中まで連れていってくれた。
高地「痛くなったか〜。結構ひどい方なのね…ここごろーんしな？」
「こーち、お味噌汁おいしかった…ありがと」
高地「お、食べれた？良かった。じゃ、これ飲んでちょこっと寝ろ。」
こーちがくれたのは、欲しくてたまらなかった痛み止めの薬。ごくんと飲んで横になれば、ほくちゃんが湯たんぽをお腹に当ててくれた。
あったかくなって眠たくなる…。
北斗「申し訳ないって思うなよ？男の俺らには、こんなことくらいしかできないの。むしろ助けさせてよ。ね？」
ー泣くな〜！
月に1度の嫌なヤツだけど、甘やかされるのは悪くない。
5人に周期を把握されたのだけは、最悪だけどね！！
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きなり(プロフ) - こころさん» 嬉しいコメントありがとうございます…！！こうして言葉で伝えてくださると、とても励みになります＾＾楽しんでいただけるように、頑張ります。今後もよろしくお願いします！ (2021年9月14日 22時) (
レス) id: d102b3716c (このIDを非表示/違反報告)
こころ - いつも楽しく読ませてもらっています！毎日更新されるのが楽しみです。これからも更新頑張ってください！ (2021年9月13日 21時) (レス) id: b96a3cc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2021年8月28日 23時
