さんじゅうごわ ページ42
気づけば、中間テスト前日
木「お前勉強してなかったのかよ」
前「いやー勉強はそれなりでいいよなー」
矢「まぁ確かにせんせー殺せれば100億だもんね」
杉「一生働かなくて遊べるしな」
その会話がされたのは放課後になった時のこと、まだ殺せんせーが聞いていた。
殺「それが君たちの考えですか。」
前「だって俺らENDのE組だぜ?」
殺「そうですか。今の君たちには暗殺者の資格がありません。皆さん今すぐ烏間先生とイリーナ先生と一緒に校庭に来てください」
そう言うと直ぐに校庭に行ってしまった。
『じゃ俺はせんせー達呼んでくるー』
あの思考になってしまうのは仕方ないか。
ガラガラ
『烏間先生とイリーナ先生今すぐ校庭集合だって』
烏「誰が言った」
『あいつしか居ない』
イ「めんどくさいわね」
『早く来てください』
校庭に向かってる途中1人の分身が現れた
殺「君は分かってそうですね。ですが来てくださいね」
『分かってるよ』
言うだけ言うと直ぐに消えてしまった
校庭に全員が着いた
殺「イリーナ先生にプロの殺し屋として伺います」
イ「何よ」
殺「あなたは仕事をする時用意するプランは1つですか?」
この質問で殺せんせーの言いたいことが分かった。
イ「いいえ。本命のプランなんて上手くいく方が少ないわ予備としていくつかのプランをより綿密に組み立てるわ。こんなの暗殺の基本よ」
殺「では次に烏間先生にお聞きします。ナイフ術を教える時に一番大事なのは第一撃だけですか」
烏「……第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも大切だ。強敵相手では高確率で第一撃は躱される。戦闘ではその後の練撃をいかに繰り出すかが勝敗を分ける」
前「結局何が言いたいんだよ」
前原の言ったその言葉がみんなの心情をよく表している。
それに対し、校庭の真ん中に移動していた殺せんせーは。
「お2人のおっしゃる通り、自信のある次の手があるから、自信に満ちた暗殺者になれる。では、今の君たちは?『俺たちには暗殺があるからいいや』と、勉強の目標を低くしている」
そう言葉を紡ぎながら、いきなりその場でくるくると回転し始める。だんだん回転スピードが速くなる。
「それは、劣等感の原因から目を背けているだけです。もし先生がいなくなったら?誰か見ず知らずの殺し屋に殺されたら?暗殺というよりどころを失ってしまえば君たちには、劣等感しか残らない」
その言葉と共に周りに強風が吹き荒れ、先生の姿が直視できなくなる。
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2k?(プロフ) - 続か…ないッッだと!? (2022年9月7日 19時) (レス) id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
紫陽(プロフ) - 睡蓮。さん» 作品見てくださって本当にありがとうございます!!全然失礼じゃないです!!ご指摘ありがとうございます!訂正しておきます! (2021年6月22日 18時) (レス) id: 9a7f6cc631 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮。(プロフ) - あの、大変失礼ですが・・・。「うかい」の漢字は鵜養ではなくて烏養だと思います・・・! (2021年6月13日 17時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - ゆっぴーさん» イラスト、見てくださりありがとうございます!更新頑張ってください! (2020年8月7日 23時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - はじめまして。作品を見てくださりありがとうございます。金米糖さん。絵を見ました。ありがとうございます (2020年7月29日 0時) (レス) id: 97c763abb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっぴー&紫陽 | 作成日時:2020年7月15日 20時