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さんじゅうわ ページ37

渚side


殺せんせーの顔は真っ黒。ど怒りだ。

イト「何動揺してんの?兄弟なんだから触手くらい持ってるよ」
イトナ君が挑発的に言い放つ。

殺「……まだ触手の開発を………」
シ「は、何を言って……」
殺「どこで手に入れた!?」

シロの言葉を遮った殺せんせーは今まで見たこともない表情をしていた。
怒りの顔は知っていた、だけど………

ーーーーあんなに怒っている先生は………初めてだ!

「………」
カ「………」
みんな黙ってその光景を見ている。


しかしイトナ君は無関係とばかりに攻撃を始めた。
殺「ク………」

僕たち生徒には早すぎて全ては見えないけど、それでも流れが一方的になっているのは明らかだった。

渚「………っ!」
そしてイトナ君はトドメとばかりに殺せんせーめがけて触手を一気に差し込む。

教室の床板が巻き込まれて破壊され、破片が舞った。


ーーー殺せんせーが捉えられた!?

衝撃も束の間、上を見上げると梁にしがみついた殺せんせーの姿があった。

イトナ君が捉えたのは殺せんせーの抜け殻だった。
殺せんせーはそれを囮にし、天井へと逃れていたんだ。

ーーー殺せんせーの月イチの奥の手、脱皮を使わせるなんて………!


シ「脱皮か。そういえばそんな手もあったっけか。

触手の再生もその脱皮も見た目よりエネルギーを消費する。

よって直後は自慢のスピードも低下する。

触手同士の戦い、その影響はでかいよ」




シロさんは冷静に今の状況を説明するように呟く。

内容の通り動きの鈍った殺せんせーはじわじわとダメージを受け続けていた。
殺せんせーがイトナ君の触手を避けてまた天井へと逃げる。

イトナ君の強烈な攻撃で教室の蛍光灯が崩れ落ちた。
火花が散って危ない状態だ。


落下してリングに這いつくばる殺せんせーにイトナ君の触手は、容赦なく襲いかかった。


それを見ながら、メモ帳に書いていく。


このままいけば………イトナ君が勝つかもしれない………!!!!




ーーーーーまるで後出しじゃんけんのように出てくる殺せんせーの弱点。

ーーーーー本当は僕らが………見つけたかった!!



僕の思いも虚しく、殺せんせーの触手がまた落ちていく。

律「………脱皮、及び触手三本の破壊により、殺せんせーのスピード48.8%ダウン………次の一撃で殺される確率60%………」


律の分析通り、殺せんせーはヨロヨロと立ち尽くしていた。

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設定タグ:暗殺教室 , ハイキュー , マフィアパロ、天才   
作品ジャンル:アニメ
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2k?(プロフ) - 続か…ないッッだと!? (2022年9月7日 19時) (レス) id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
紫陽(プロフ) - 睡蓮。さん» 作品見てくださって本当にありがとうございます!!全然失礼じゃないです!!ご指摘ありがとうございます!訂正しておきます! (2021年6月22日 18時) (レス) id: 9a7f6cc631 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮。(プロフ) - あの、大変失礼ですが・・・。「うかい」の漢字は鵜養ではなくて烏養だと思います・・・! (2021年6月13日 17時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - ゆっぴーさん» イラスト、見てくださりありがとうございます!更新頑張ってください! (2020年8月7日 23時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - はじめまして。作品を見てくださりありがとうございます。金米糖さん。絵を見ました。ありがとうございます (2020年7月29日 0時) (レス) id: 97c763abb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっぴー&紫陽 | 作成日時:2020年7月15日 20時

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