天才暗殺者【ハイキュー×暗殺教室】

よんわ ページ6

そして日は少し流れ、E組に停学明けの生徒が来た。


名前は赤羽業(あかばねカルマ)。


殺せんせーに俺以外に初めてダメージが通った人だ。
俺もみてたけど握手の時に手にナイフを小さく切って貼っていた。
なるほど。そういう暗殺の仕方でもいいのか。
でも、マフィアに囲まれて生活しているから、そういう系はあまり気分が良くない。
せっかく、なんでも使えるのに。
尊敬できる人が身近にいるのに、と思った。

カ「ふーん君が有希クン？」

「そうだけど、何か用？」
ようやくクラスが落ち着いてきた時に、赤羽に話しかけられた。

カ「いや、殺せんせーにダメージが通ったの俺が初めてじゃないみたいだからさ。
どんな子だろうって気になったんだよね」

「！」

カ「いや〜見てたらキミって意外と身体能力高そうだけど、妙に身軽だし。キミ本当に男？」


「…………そうだけど、」


カ「そっか！！それはごめん。俺の早とちりだったか」


そう言って赤羽は去って行った。
………コイツ、殺せんせー以外の人にも目をむけてんのか。
うまくごまかせたので、あまり考えないようにした。



_________________________
渚side


授業の間の休み時間。

カルマくんが話しかけてきた。

カ「渚君聞きたいことがあるんだけど、殺せんせーの事ちょっと詳しいんだってね？あの先生タコとか言ったら怒るかな？」

渚「…タコ？むしろ逆かな。自画像タコだし、ゲームとかでもタコにしてるっぽいし
先生にとってトレードマークみたいなものじゃない？」

カ「……そーだ。くだらねー事考えた」

渚「？」

カ「俺さぁ嬉しいんだ。ただのモンスターだったらどうしようかと思ってたけど案外ちゃんとした先生なんだなこのクラスを引き受けてるのも………


ちゃんとした先生を殺せるんだな

前の先生は勝手に死んだから」



渚「………………………」


そういうカルマくんの表情は本当に嬉しそうだった。

ごわ→←さんわ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す