文豪と主役達 (ページ7)

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隔離ページ7

どこかから声が聞こえた。

国木田「そうだが。社長はどこにいる。」

？「あんさんら、敵の敷地内にいるのによく相談できるなぁ。そこの嬢ちゃんが言わなかったら死んどったで。」

！確かに迂闊(うかつ)だった…それにしても、敵はどこから話しかけているんだ…？

鏡花「あなたはどこ。」

？「俺がどこにいるか知りたいんならもっと中に入ったらどうや？今だけは攻撃せんといてやるわ。」

僕達は慎重に中へと進む。中には大勢の人が倒れていて、2人だけが立っている。一人は茶髪で服装が黄色のオーバーオール、ニット帽という格好。もう1人は…

国木田「黒蜥蜴、ということは倒れているのは皆ポートマフィアか！」

立原「武装探偵社…！」

？「おーw仲悪いなぁw」

ニット帽の彼が喋る。しかし、さっきの声はもっと高い音だった。

？「上や。」

僕達は一斉に上を見る。すると、人の影が見える。しかし…

(((((背が…小さい…)))))

賢治「背が小さいですね！」

敦「賢治くん！？それは言わない方が良いよ！？」

？「…は？」

？「ッはははははは！『ロボロ』敵にまで背が小さいこと言われとるやんwww」

ロボロ「うるっさいなぁ！笑いすぎや『シャオロン』！お前なんかなんも反応されてへんやんけ！さすが不人気やなw」

シャオロン「はぁ！？不人気は関係ないやろが！」

ロボロと呼ばれた子供？は下に降りてきた。そして何故か2人は味方同士で争い始めた。

国木田「今だ！」

僕達は一斉に城の奥へと走る！

ロボロ・シャオロン「！」

2人は争いをやめ、戦闘体制に入った。数秒後、真横でシャオロンがスコップを構えている！後ろからもロボロが弓を引いている！

不味い、当たる！

賢治「よっと！」

シャオロン「！」

与謝野「悪いけど、妾たちも行かなきゃ行けないんでねぇ。」

ロボロ「…へぇ。」

敦「賢治くん！与謝野先生！」

賢治「こっちは任せてください！」

与謝野「社長を頼んだよ！」

鏡花「…分かった。」

僕達は後ろを賢治くんたちに任せて奥へと走る。
すると広い場所に出た。そこでは壁に沢山の本が並べられている。部屋の中心にテーブルがあり、誰かが座って、紅茶を飲んでいる。

国木田「誰だ！」

？「こんにちは、武装探偵社の皆さん。私の名は『エーミール』と申します。突然ですが皆さんを…

隔離させていただきます。」