文豪と主役達 (ページ18)

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決着(ショッピ視点) ページ18

部屋に金属の音が響いている

ほのかな灯りが動いている者達を照らす

敦「っはぁ、はぁ、はぁ…」

(虎は息が乱れとるし、嬢ちゃんは額に汗が浮かんできとる。息が乱れとらんのは流石元暗殺者ってとこか)

(でも、そろそろ幕引きやな)

切りかかってきた夜叉を真っ二つに切り裂く。そしてそのまま少女の方へ

鏡「ッ…！」

syo「短刀で斧は抑えられんよ」

斧の衝撃を受けきれず、短刀は壊れ、反動で少女は遠くへと飛ぶ

敦「鏡花ちゃん！！」

ci「余所見すんなや！」

syo「チーノの言う通りやで」

敦「！？」

虎を斧で切り裂く。真っ赤な血が辺りに飛び散り、虎が叫ぶ

syo「これも仕事やから……すまんな」

虎の首に斧を据える

次の瞬間、暗闇が現れた。

(嬢ちゃんの仕業やな…天井のランプを先刻の夜叉で割ったんやろ。でも、これは嬢ちゃん達も身動き取れへんはずや…何故)

ci「ゔ！！………」

syo「チーノっっ！？」

(チーノの悲鳴と、何か刃物が床に落ちる音がした。何でや！？暗闇で目が見えんはずやのに…！)

(…もう手遅れやな。きっと虎は俺の頭を殴る体勢やろ。俺にできることはない。まぁ、相手は正義の味方やから殺す気はないやろ)

(あぁ、そういえばこの作戦始まる前にこんなことがあったな……)

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ko「よぉ。ショッピ、チーノ」

syo「何ですかクソ先ぱ…コネさん、鬱兄さん」

ut「今何か言いかけんかった？」

ko「そんな警戒すんなや。激励に来ただけやんか？なぁ大先生」

ut「せやで」

syo「それはどうも」

ci「じゃ俺らが負けたら先輩達何か奢って下さいよ」

ko「ああ、ええで！負けたらお前らの好きなもん奢ってやるわ！…大先生がな！」

ut「ちょっとシッマ？」

ci「マジすか！？」

syo「それはありがたく奢って貰います。でも、俺ら負けませんけどね」

ko「おお、言うやんけ！じゃ俺らの用事それだけやから」

ut「負けんように頑張ってな。………俺(財布)の為にも」

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(あんな大口叩いといて負けるなんて…)

(ああ、カッコ悪ぃ……)