文豪と主役達 (ページ12)

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役立たずページ12

僕の体に、異常…？

shopi「取り敢えず…！悪いけど攻撃させてもらうわ。」

ショッピと呼ばれた男がこっちに向かってくる！腕を虎化してガードを…

敦「痛い！？」

今、腕を出したはずなのに、足が動いて転んでしまった。敵の攻撃は辛うじて避けられたが……これが敵の言った異常！？

鏡花「…大丈夫？」

chino「派手に転んだなぁwww」

shopi「俺の異能は効いてるみたいやな。俺の異能は対象の意思と行動を別にするもの。簡単に言えばさっき虎くんが経験したように、腕を動かそう、と思うと、その逆で足が動いて、思った通りの動きが出来なくなる。」

(…いつだ？相手はいつ異能を使ったんだ？)

shopi「逆説(さて)、あっち(虎)は無力化したし、先にそっちの嬢ちゃんから始末させてもらうで？」

ショッピが斧で切り掛かる。

鏡花「…夜叉白雪。」

鏡花ちゃんも夜叉白雪を出して斧を受け止めた。

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(やっぱり思った通りに動けない…鏡花ちゃんを助けなきゃいけないのに！)

あれからずっと鏡花ちゃんは戦い続けている。でも彼女はこの前探偵社員になったばかりで、異能を自分で使えるようになったのも最近だ。今はアイツ(ショッピ)と互角の戦いをしているが、限界が来る。だから…

敦「僕が動かないといけないのに…！」

chino「ほんまそうやんな。」

敦「…！」

隣から聞こえてきた声に僕は思わず後ずさり、腕を虎化させて相手に向ける。ソイツ(チーノ)は
言葉を続ける。

chino「君、分かってる？君はあの子の負担にしかなってないんや。君の方が先に探偵社に入ったのに、君は動けない。先輩なのに、足を引っ張るばかり。君はお荷物や。」

(本当に、そうだ。)

反論したいが、言葉が出てこない…。僕は顔を横に向ける、するとチーノと目が合う。その目はとても冷たい目で、孤児院で向けられた目と一緒だった。院長に言われた言葉が蘇り、僕を襲う。

chino「君は、武装探偵社にいても意味がないんやない？」

(探偵社に…僕は…いない方が…いいのか…？僕は…昔と変わらない……疫病神(やくびょうがみ)の、ままなのか？)

鏡花「それは違う！」