不機嫌 ページ1
「茶でも?我が一族の畑で作らせた特製のローズヒップだ」
ネウロとAは大人しく席に着いた
「常人が飲むと胃がただれる酸性値だが慣れるとくせになる」
黙れ変態
表情のない顔の裏側はシックスへの嫌悪で溢れていた
―――
事務所に来てからずっと仏頂面のAの訳を弥子はネウロに聞いた
「……だからAこんな機嫌悪いんだ」
一匹のハエがAのいる方向へ飛んでいくのを弥子は目にした
そのハエがAの前を飛び去ろうとした瞬間消えた
どうやらかなり気が立っているようだ
そんなに嫌いなのか…
基本人懐っこい性格のAにしては珍しい
確かにネウロが敵意を示すだけはある
今はそっとしておいた方がいいと判断した弥子は食べていた菓子の箱に手を付ける
ふと隣に邪悪な気配を感じゴクッと唾を飲む
スッと手から菓子の箱が取り上げられ抗議の声を上げようとすると
「チッ」
舌打ちが降ってきた
弥子は隣の人物―Aの表情をそっと確認した
薄く笑みを浮かべ、その右手には弥子の菓子が握られていた
嫌な予感しかしない
弥子の顎にはAの膝が添えられそのままスッと天井へ持ち上げった
弥子はゴンと天井に頭をぶつけ、その痛みの後にAのすねに首を絞められる
電人ハルの事件後に一度ネウロにやられた技だ
「なになになに?!私なんかしたぁ!!」
「いや、ただやりたくなった」
魔人になってからドＳになったようだと弥子は思った
これが魔人の本能(?)なのだろうかと弥子が考えているとAは手に持っていた菓子をヒョイと口に放り込んだ
「あああああああああああああああ!!!」
「うるさいぞ、ナメクジ」
椅子に座ったネウロが鬱陶しげに弥子を見上げた
「私のお菓子ー!!」
シクシクシクと涙を流しながら恨ましげにAを見つめる弥子からソッと足を外し下に落とす
「ぎゃぁあああああああ!!」
下にはソファがあったので弥子が床とキスをすることはなかった
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心咲 - ハハハ…、本当にキャラ崩壊が多すぎる！でも、そこが良い！ (2017年9月25日 18時) (
レス) id: 9e1525f0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ROM民さん» どうも、はじめまして。ご注意ありがとうございました！ (2015年11月11日 22時) (レス) id: 0d9be2fc70 (このIDを非表示/違反報告)
ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2015年11月11日 20時) (レス) id: 67f8438bca (このIDを非表示/違反報告)
☆PENGUIN☆(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張って下さいo(｀^´*) (2015年8月31日 23時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2015年8月31日 23時
