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店内に入ると、若い女性客が居て男性客もちらほら居た。
もしや、女性だけだったら入りずらいな。なんて考えていたから少し安心だ。
一方、彼女は自分の肩あたりで唾を飲み込むような、意味ありげな仕草をして僕の方へ視線を送った。
｢なんですか……？｣
｢ふふふっ｣
訊いても彼女は答えず、幸せそうに笑って、商品棚に向かっていった。
きらきらと瞳が輝いている。
余程、ここに来れたことが嬉しかったのだろう。どれにしようかな。と呟いている表情を見ていると、こちらも顔が綻んでしまう。
｢おい、顔が緩んでるぞ｣
｢……波多野、煩い｣
大変巧妙な変装をして、近寄ってきた人物は僕の脇腹の小突く。
僕の方が大きい筈なのに、今は目線が同じだ。
｢身長、どうしたんですか｣
｢……靴底を細工したに決っているだろう｣
むすっとした表情で的確に、靴を踏もうとし僕はそれから逃げた。
やっぱり、上げ底の靴は重いですか？これくらい楽だね。
指向性を持たせた波多野にしか聞こえないように会話をする。実にくだらない。
「大体な、なんでいつもお前なんだよ。俺だってAと一緒に居たい」
「……自分で言えばいいじゃないですか。嫉妬ですよ、それ」
「煩い。このサディスト」
「あら、言っちゃいましたね。明日の尋問訓練、覚えといてください」
「お前には中毒になるくらい自白剤打ってやる」
彼女を眼の端に入れといて、波多野と会話をしていると、妙に彼女と距離が近い男が現れた。
そして、今まさに彼女の臀部を触ろうとしていた。
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結花(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そういってくださるなんてとても嬉しいです！更新頑張りたいと思います！ (2016年5月11日 23時) (
レス) id: e4f52b721c (このIDを非表示/違反報告)
そら - お話とっても面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: bddda4b7cc (このIDを非表示/違反報告)
結花(プロフ) - かみつれさん» コメントありがとうございます！！ 面白いだなんて凄く嬉しいです！更新頑張りたいと思います！ (2016年5月3日 19時) (レス) id: e4f52b721c (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ - 更新楽しみにしています！ (2016年5月3日 0時) (レス) id: 51c4bbe9fb (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ - とても、面白いです！ (2016年5月3日 0時) (レス) id: 51c4bbe9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結花 | 作成日時：2016年4月22日 0時
