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食堂に着き、扉を開けるといつもの様に思い思いのテーブルに座っていたD機関員達と佐久間さん。
統一性がなく、少しだけだが一人ひとり個性が出ている。
｢朝からなにをしていたんですか？お二人とも｣
丸テーブルに座り新聞を読んでいた三好が茶化すように、顔を歪ませこちらを見た。
少し語弊のある言い方だった為、皆の視線が集まる。純粋な佐久間さんはそのままの意味を鵜呑みにして、｢破廉恥な……｣と顔を赤らめていた。
｢別になにもしてませんよ。ねぇ？｣
｢うん｣
隣に立っていた彼女に視線を落とすと、まるでさっきの動揺は嘘だったかのように平然と答えていた。それを聞いて、三好は興味を無くし読んでいた新聞に視線を移した。
他の皆も朝食をとり始める。
まあ、それぐらい出来ておかないと今ここに彼女は存在できていない。
結城さんに育てられたなら、表情などを瞬時に変える行為は息をするようなものと同等にしなきゃいけない。
もしかしたら、今さっきのは演技で最悪の場合ハニートラップにかかっていたのかも知れないのだ。
油断は禁物だが、もう深く考えたら負けだ。
いつもの様に、お気に入りの席へと座る彼女を横目で微かに追いながら自分も所定の位置に座る。
｢こら、A。砂糖入れすぎ｣
｢大丈夫、毎回少しずつ減らしてるから｣
｢逆に増えてない？｣
｢気のせいよ｣
毎朝の彼女の偏食ぶりに機関員達は、指摘をするが彼女の珈琲に大量の砂糖を入れる行為は未だになおらない。
その光景が広がる時がやっぱり、朝が来たと思える気がした。
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結花(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そういってくださるなんてとても嬉しいです！更新頑張りたいと思います！ (2016年5月11日 23時) (
レス) id: e4f52b721c (このIDを非表示/違反報告)
そら - お話とっても面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: bddda4b7cc (このIDを非表示/違反報告)
結花(プロフ) - かみつれさん» コメントありがとうございます！！ 面白いだなんて凄く嬉しいです！更新頑張りたいと思います！ (2016年5月3日 19時) (レス) id: e4f52b721c (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ - 更新楽しみにしています！ (2016年5月3日 0時) (レス) id: 51c4bbe9fb (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ - とても、面白いです！ (2016年5月3日 0時) (レス) id: 51c4bbe9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結花 | 作成日時：2016年4月22日 0時
