6 ページ29
岸side
次の日
全員あった仕事を何とかずらして、皆で病院に向かった
そこで診断されたのは、風邪でも何でもない
【心因性失声症】
という、聞いたこともない病名
先生曰く、心に大きなダメージを受けたりすると、一時的に声が出ないこの病気になってしまうケースがあるんだそう
心のダメージって事はきっと、悪口を聞いたこと
多分余程酷いことなんだと思う
先｢ですが声を出すリハビリを行なえば次第にいつも通りの声が出るようになってきます。これから平野さんと皆さんに行って頂きたいのは、今説明した発声練習。それと、心理療法の2つです。｣
心理療法、ねぇ、、
先｢では平野さん、口を閉じたまま『んー』と言ってみてください。｣
平｢......｣
岩｢紫耀？｣
下を向いたまんま、やる気配がない
先｢一度やってみましょう？｣
平｢..っ｣
これはどうすれば....
身体震えてるし、何て声掛ければ良いか分かんねぇ..
神｢紫耀、｣
お、神宮寺
神｢練習しないと、ずっと声出ないまんまだよ？...もし紫耀がそれで良いとしても、俺らは絶対にやだ。お願い、頑張ってみて？｣
平｢ｯ..！｣
ずっと下を向いていた紫耀
だったけど、明らかに神宮寺の｢俺らは絶対やだ｣
この言葉にﾋﾟｸｯと反応した
先｢..口を閉じて、『んー』と声を出してみましょう。｣
平｢..ーっ....、....ｯ...｣
頑張ってくれてる...
岸｢頑張れ..！｣
平｢っ！....ー、ん..ｯ｣
「「「「「あぁ！」」」」」
今、｢ん｣って聞こえた！！
高｢凄いよ紫耀〜！｣
岩｢ちゃんと聞こえたよ！｣
永｢俺ら、めっちゃ嬉しいで！｣
神｢ありがとう！紫耀。｣
岸｢めっちゃ早いじゃん！すげぇよ！｣
クララが立った！くらいの勢いで俺らは大騒ぎ笑
皆で紫耀の頭を撫でたり抱き着いたり腕をぶんぶんしたり..ハッとして紫耀を見ると
平｢.....｣ニコ
さっきまで緩ませなかった表情を
ほんの少し、緩ませて
微笑んだ
けどそれは、俺らと目が合った瞬間
消え去った
高｢しょお、、｣
平｢....｣
笑えば、良いのに
どうして俺らが見た瞬間、感情の無い表情に変わってしまうんだろう
それは俺らに心を開いてないから？
それとも....
迷惑とか、思ってるから？
先｢先程、声が出ましたね。これから毎日、同じ練習を続ければ声は出るようになってきますよ。｣
神｢...はい。｣
何だか....
長く、なりそうだな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 490人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぃ(プロフ) - 千年前から千賀ファンさん» いえいえ(ﾉ´▽｀)ﾉ♪ (2018年12月16日 20時) (
レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
千年前から千賀ファン - ありがとうございます！！！ (2018年12月16日 20時) (レス) id: 71f471b124 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 千年前から千賀ファンさん» はーい(ﾉ´▽｀)ﾉ♪ NG以外でしたらいつでも何でも受け付けていますよ(つω`*) はいっ！お楽しみに♪ (2018年12月16日 19時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
千年前から千賀ファン - 『キスマイに甘えた』宜しくお願いします！ (2018年12月16日 18時) (レス) id: 71f471b124 (このIDを非表示/違反報告)
千年前から千賀ファン - もしかするとまたリクエストをするかも知れないのでよろしくお願いします♪ (2018年12月16日 18時) (レス) id: 71f471b124 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しぃ
| 作成日時：2018年11月1日 21時
