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岸side
岸「紫耀〜お粥できたぞ〜」
お粥と水を乗せたお盆を片手に、部屋に戻る。
紫耀は天井をぼー....と見上げていて、俺の声を聞くなりゆっくりと視線をこちらに向けた。
岸「ごめんな遅くなって。うし、身体起こせっか？」
平「....ん」
身体を起こす動作はまさに "のそのそ" 。
辛そうだから手伝ってやろうと腕を伸ばすと、それに気付いた紫耀はやんわりと首を横に振った。
平「ｹﾞﾎｯ...、ぃい」
岸「え？あ、あぁ....そっか」
少し遠慮してんのかなぁ.....。
身体起こすくらい、気にしないでやってもらえば良いのに＿って言っても、紫耀はそうとも行かないのかね。
余りにも遠慮して頼らないようだったら
『気にしないで良いんだぞ』って、もう1回ちゃんと伝えてやらなきゃだな。
今はまず飯だ、飯。
岸「ﾌｰ....はいあーん」
平「....ｯん」
岸「お、大丈夫？ゆっくりな」
飲み込むのを辛そうにしている紫耀の背中を、ソッと優しく摩ってやる。
風邪引くと、1番繊細な喉が1番ダメージ受けるみたいだからな....。
ゆっくり飲み込むように促しながら、時間を掛けてお粥を食べさせて、、
平「けほｯ....も、たべれな...」
岸「でも今朝より食えたじゃん！凄いぞ〜紫耀」
何度目かのあーんをした所で、ギブアップ。
めっちゃ申し訳無さそうな顔してっけど、今朝より体調悪い状態で半分くらい食えんのは十分立派だと思うぜ？
だって朝食は4分の1減ってないくらいだったし....。
岸「んじゃ、食器洗って..平『あっ』ん？どした？」
膝をついて立ち上がりかけた時、
紫耀の、まるで俺を呼び止めるかのような声が聞こえてきた。
どうしたのかと聞いてみると、紫耀はハッとした表情をして目をキョロキョロと泳がせた。
平「ぁ....っ、な...なんでも、なぃ....」
岸「....そか。何かあったら言えよ？」
平「....ぅん」
『何でもない』訳ではなさそうだけど.....
今問い詰めたってダメな気ぃしたから、ここは紫耀の言葉をそのまま受け止めて俺は食器を洗いに行った。
"何かあったら言えよ"
その言葉、ちゃんと紫耀に伝わってると良いけどな.....。
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しぃ(プロフ) - りいさん» 無事完結しました！どうだったかな...少しでもご希望通りのお話になっていたら何よりです(´∀｀;) (2019年5月6日 16時) (
レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - しぃさん» 全然大丈夫だよー！書いてくれるだけ嬉しいので(*´∀｀*) (2019年5月5日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - りいさん» そうだね！令和元年も宜しくお願い致します( ´ ▽ ` )ﾉ うわあぁあだだ大丈夫だよっ汗汗。私のアイディア性が欠けてるだけだから...；；お気遣いありがとうございます泣。でもギリギリまでは色々考えてみて、どうしても駄目だったら少し変更して書かさせて頂きます... (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ピアノさん» 長野行くんだね！先生に怒られないように楽しんできてください笑。 (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - 引きこもりなしで喧嘩だけでも全然いいよ！ (2019年5月4日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ
| 作成日時：2019年4月13日 13時
