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平野side
今朝は、あの3人に沢山痛いことされる夢を見た。
目覚めても、廉が田口さんと重なって....凄く怖かった。
下に行くと、テーブルに並べられていた質素だけど美味しそうな朝ご飯。
勿論、俺の分もちゃんと用意されていたんだけど....さっきの夢のせいで食欲が無くなってしまった。
手を付けずにジッとしている俺に、廉は口をモゴモゴさせながら声を掛けてきた。
永「はら、減ってないん？」
平「.....食欲、なく、て...」
永「そぉか.....ちょ、待っててな」
椅子から立ち上がり、後ろの冷蔵庫のあるキッチンに向かった廉。
少しして戻ってきた廉の手には、桃のゼリーが。
永「ゼリーなら少し食べれそう？」
平「....、ぅん」
永「じゃあ食べれるとこまででええからな。どーぞ」
ペリッと蓋をめくり、スプーンと一緒に差し出された小さいゼリー。
食欲は無かったけど、廉の優しさと温かさも感じて＿時間を掛けつつも、完食する事が出来た。
その後のお昼までの時間は
リビングのソファに2人寄り添って座り、録画されていた映画を観てゆったりと過ごした。
お昼は、食べやすいレトルトのお粥を作ってくれた。
どうしても全部は胃が受けつけなくて、半分しか食べる事ができなかったけど、それでも廉はさり気なく頭を撫でて『よう食べれました』って。
今は、ちょっとした温もりにも涙腺が緩んで涙が溢れそうになるから.....それにさえも、視界が少し歪んだ。
廉には見られなくて済んだけど。
夕方になれば、お仕事に行っていた他のメンバー達がぞろぞろと帰ってきた。
岸くんが『飯作っとくから風呂入ってきな』と言ってくれたけど、お風呂に入るのは少し怖いから廉に身体を温かいタオルで拭いて貰う。
それはまだ大丈夫、まだ大丈夫....なんだけど＿＿
平「ｯｯ....」
永「ごめんな、見るの怖いな....。すぐ終わらせるから」
包帯やガーゼを新しくするのに、顕になる痛々しい傷。特に腹部の火傷痕は....見るだけで喉の奥がヒュッと苦しくなる。
同時に、あそこを切りたい衝動にも駆られてしまって.....。
けどそれは、廉の『大丈夫やで』その言葉で心の落ち着きを取り戻した。
その後
岸くんお手製の温かいおそばを皆で食べて、リビングでテレビを見ながら温かい時間を過ごして、、
和室にお布団敷いて、6人揃って眠りについた。
心の大きな傷。
5つの沢山の温もりのお陰で、少しずつ、順調に癒えていきそうだよ＿＿。
end
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しぃ(プロフ) - りいさん» 無事完結しました！どうだったかな...少しでもご希望通りのお話になっていたら何よりです(´∀｀;) (2019年5月6日 16時) (
レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - しぃさん» 全然大丈夫だよー！書いてくれるだけ嬉しいので(*´∀｀*) (2019年5月5日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - りいさん» そうだね！令和元年も宜しくお願い致します( ´ ▽ ` )ﾉ うわあぁあだだ大丈夫だよっ汗汗。私のアイディア性が欠けてるだけだから...；；お気遣いありがとうございます泣。でもギリギリまでは色々考えてみて、どうしても駄目だったら少し変更して書かさせて頂きます... (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ピアノさん» 長野行くんだね！先生に怒られないように楽しんできてください笑。 (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - 引きこもりなしで喧嘩だけでも全然いいよ！ (2019年5月4日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ
| 作成日時：2019年4月13日 13時
