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俺、実は暗い所よりも狭い所の方が大の苦手
大の苦手って言っても足りないくらい狭い所は本当に無理
中学生の頃、誰にも言ってなかったけど
一部の男子からいじめを受けてた
理由は気に食わないとかそんな事
毎日、物を隠されたり水かけられたり
そんな、ある意味しょぼい事ばっかりで
これくらいなら、別に大丈夫かなって思ってた
でも、そんなある日
グループのリーダー的な奴に｢今日は何もしないから、体育館に来てくれ｣
そう言われた
単純な俺は、それをそのまんま受け止めてひょこひょこ体育館に行った
そこで俺を待っていたのは、いつもの男子達で
入った瞬間目隠しをされて、どこかに放り投げられた
今の俺が放り投げられる、なんて有り得ないかもしれないけど
中学の頃は小さかったから、がたいの良いあの男子達からしたら
俺をどこかに閉じ込めるなんて凄く簡単だったと思う
男子は、俺をどこかに閉じ込めて
鍵をガチャっと閉めた
皆の笑い声が遠くなっていくのが凄く怖くなって
急いで目隠しを取った
そこは、暗い
凄く狭い、倉庫だった
何が何だか分からなくて、とにかく泣き叫んでドアを叩いた
でも、男子達はとっくにいなくて
先生達もそこは中々通らないから、結局
見つけてくれたのは2時間後だった
その日を境に、狭い場所が苦手になった
多分、暗いのも余計怖くなったと思う
当然、エレベーターは極力避けてる
いや、どうしても乗らなくちゃいけないなら心の準備をして乗るよ？
でも、本当になるべく
なるべく避けてる
今も、乗りたくなくて階段にしようって言ったけど
結局エレベーターに乗ることになった
何も起こらないで
そのまま、下に着いて…
いつも通り、そう願っていたのに
ｶﾞﾀﾝｯｯ！
ﾌﾟﾂｯ
今日は
神様に届かなった
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作者名：しぃ
| 作成日時：2018年9月9日 22時
