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昨日、いきなり高熱が出て今も下がらないまま
皆、眉を下げて俺の面倒を見ててくれて申しわけないな…とは思うけど
それ以上に辛すぎて何も言ったりしたりする事ができない
今日は台風が直撃してるせいで嵐みたいな天気
こんな天気の日は必ず、あの日の事を思い出す
しかも同じように高熱が出てるというデジャブ
嫌な事が起こらないか、不安がいっぱいで
どんどんしんどくなっていく
早く、熱下げたい…
もうこんなの嫌だ…
ﾋﾟｶｯｯ
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!!
ﾌﾟﾂﾝｯ
え……
真っ暗…？
岩｢あれ？停電かな…｣
停電？
電気、点かないの？
ずっと真っ暗？
“はぁはぁはぁ、ま…ま、ｯ…”
“紫耀、落ち着いて?大丈夫よ。”
“はぁはｯ、やだっ、やだっ!はぁはぁ”
平｢ｯ、、はぁ、はぁはぁ…こわ、い…っ…こわい…｣
岸｢え、紫耀？｣
岸くんどこ…
真っ暗やだよ…
皆いない…皆見えない…
暗い…
暗い…
平｢や、ｯ、はぁはぁ、はぁっ、ど、こ、ｯ、み、えなっ、は、っ、ﾋｭｯ、はぁ、｣
岸｢紫耀！？おい大丈夫か！？｣
神｢紫耀、俺らここにいるから！スマホどこだ…｣
岩｢真っ暗過ぎて物が…｣
真っ暗
平｢っはぁはぁ、いや…ｯ、はぁ、やだやだ！うｯ、はぁはぁ、やだｯ！｣
ｷﾞｭｯ
見えないよ…
誰か分からない…怖い…
平｢はぁ、だ…はぁはぁ…れ、ｯ、み…、え、はぁ、な…ﾋｭｯ、｣
岸｢優太！岸優太だから！怖い人じゃないから大丈夫だから、な？岸くん 、分かるでしょ？ すぐ明るくなるから落ち着いて？｣
岸くん……？
助けて…
暗いの怖いよ…
岩｢岸くん！紫耀から絶対離れないで！｣
神｢俺達ブレーカー見てくるからお願い！｣
え…
いやだ…
2人も行かないで…離れないで…
岸｢紫耀ー、もう少しで明るくなるから｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｯ
ﾄﾞｫｰﾝｯ!!
平｢ｯはぁはぁはっ、はぁ、ｯ、だ、れ…はぁはぁ、か…｣
頭ボーッとする…
息できない…
寒い…
岸｢し……だ、、！…ぉ、、か…｣
岸くんの声が
遠い
視界が
ボヤけて、、、
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作者名：しぃ
| 作成日時：2018年9月9日 22時
